yuki-midorinomoriの日記

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ドメニコ・スカルラッティ『Complete Keyboard Sonatas, Vol.2』。いま少しの陰影、沈思があればなあ。

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Domenico Scarlatti - Sonate K.213 en Ré Mineur

           

イメージ 2持ち運びに便利とUSBメモリーにブログ用の、文、画像データを詰め込んでその利便性活用していたのだけれど、必要な時に手元にない事態を迎えると、これはなんとももどかしいことである。作業が捗らないことはなはだしい。きょうは当初からドメニコ・スカルラッティ(Domenico Scarlatti, 1685 - 1757)のNXOS廉価盤『Complete Keyboard Sonatas, Vol.2』を取り上げる手筈だったとはいえ・・・。そんなに日時は経っていないのだけれど、いつものようにFMから流れていた曲に印象良くしてのことで、さっそく番組検索してみて、それがスカルラッティの「ソナタK. 213」であることが分かったのだった。2年半前に≪NAXOS盤のスカルラッティ『Complete Keyboard Sonatas Vol.1』。神の御姿は奈辺に在りや?現代音楽に通ずる斬新な演奏技術の粋とバロックの優美華麗さ。≫とタイトルし投稿しているのだけれど、あまり興味続かなかったとみえ所蔵している「Vol.2」、「Vol.3」は棚へ戻してしまって忘れつつあるところだった。そこへ上記の「ソナタK. 213」との出会いというわけだった。念のため、その曲の所在を確かめるべく、棚を探し回ったところ、ありました。「Vol.2」に収録されていたのだった。
全555曲という膨大なピアノソナタ。だが、ほとんどが数分程度の曲(教育者として仕えていた王女への練習曲という性格ゆえ)。
深み、<陰>の同時代のバッハと較べ、≪<陽>のイメージがつきまとうスカルラッティの作品≫と先の稿で記した如くの印象は概ね変わらない。いま少しの陰影、沈思があればなあと思うのだけれど・・・。そんなこともあってかマイナー調の曲に魅かれるものが多いようだ。

ところで、この膨大な≪スカルラッティの作品を整理する作品番号は4種類ある。 Pestelli 番号(P. と略する)、Longo 番号(L.)、Kirkpatrick 番号(K. または Kk.)、音楽学者で鍵盤楽器奏者のエミリア・ファディーニがつけたFadini番号(F.)であり、現在最も多く使われているのはラルフ・カークパトリックによる Kirkpatrick 番号である。≫(WIKI)とのことで、その作品番号(カークパトリック番号とロンゴ)の対応関係の一覧を載せたネットページがあったので参考のためリンクしておこう。
今まで、ジャケット裏(輸入盤)に表示されている作品番号の(K)はともかく、併記されている(L)と(P)が何のことやら分からなかったのだ。



ドメニコ・スカルラッティ Domenico Scarlatti『Complete Keyboard Sonatas, Vol.2』

1. Sonata In D Major, K. 492 - (Presto)
2. Sonata In A Minor, K. 3 - (Allegro-Presto)
3. Sonata In D Minor, K. 32
4. Sonata In D Major, K. 33 - (Allegro)
5. Sonata In A Major, K. 208 - (Andante e cantabile)
6. Sonata In A Major, K. 209 - (Allegro)
7. Sonata In E Major, K. 20 - (Presto)
8. Sonata In E Minor, K. 98 - (Allegrissimo)
9. Sonata In B Minor, K. 27 - (Allegro)
10. Sonata In D Major, K. 436 - (Allegro)
11. Sonata In D Minor, K. 141 - (Allegro)
12. Sonata In D Minor, K. 213 - (Andante)
13. Sonata In G Major, K. 14 - (Presto)
14. Sonata In A Major, K. 322 - (Allegro)
15. Sonata In A Minor, K. 109 - (Adagio)
16. Sonata In G Major, K. 146 - (Allegretto)
17. Sonata In A Major, K. 39 - (Allegro)
18. Sonata In F Minor, K. 481 - (Andante e cantabile)
19. Sonata In D Minor, K. 517 - (Prestissimo)


Horowitz - Scarlatti Sonata L33