yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

Basil Kirchin 『Worlds Within Worlds』 (HELP 18/1974)。手作りの?ミュージック・コンクレート。

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Basil Kirchin - Emergence pt 1

                

先日投稿したジョセフ・ジャーマンや、Paul Van Gysegem のアルバムを棚からピックアップしたときに、これ何?とばかりに手にしたアルバムが、きょう投稿するBasil Kirchin (1927 - 2005) の『Worlds Within Worlds』(1974)。英国のミュージシャンでありコンポーザーとのこと。どんな経緯で手にしたのか?十年前のこととてまったく記憶にない。ようイメージ 2するに内容は、ミュージック・コンクレートのたぐいです。ちょいとナマすぎますが。お堅いクラシック畑(現代音楽)からではなく・・・ということで注目されリリースされたのだろうか。ジャケット裏には、ブライアン・イーノのコメントがある。イーノもこのころアンビエント環境音楽のコンセプトを提唱、実践していたころで、「OBSCURE」レーベルのプロデュースにより現代音楽というより実験音楽に近づいていたころと記憶するが。

今から聴けば、さほどのインパクトを持たせるものではないけれど、当時としては斬新なサウンドワールドではなかっただろうか。お堅い世界では電子音楽スタジオなどの高度な設備を使って50年代後半から試みられていたとはいえ。

かたやのロック畑のアナログシンセサイザーを駆使しての大掛かりな電子音楽に対する、具体音の電子機器操作による新しい響きの探求とその世界の提示。

一挙に噴き出したオモシロい時代だった。

そうしたうちの一枚ということなのでしょう。




Basil Kirchin - Emergence pt 2






Basil Kirchin 『Worlds Within Worlds』 (HELP 18/1974)

Tracklist :
A Part 3 - Emergence
B Part 4 - Evolution

Credits:
• Composed By [Created], Producer – Basil Kirchin, Esther Kirchin
• Liner Notes – Basil Kirchin, ENO*, David Greene (3)
• Photography By [Photomicograph] – Gene Cox

Notes:
Mixed at Keith Herd's 'Fairview" studios in Willerby, Hull, Yorkshire.
Scored for :
1 Flugel Horn
1 Alp Horn
2 Woodwind
1 Cello
1 Arco Bass
1 Organ
and the sounds extracted from the following sources :
1 Gorilla
2 Hornbills
4 Flamingos
Various amplified insects, animals, birds, jets and other engines. Sounds of the docks in Hull, Yorkshire... and the autistic children of the community of Schurmatt, Switzerland.