yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

マルテン・アルテナ『TUNING THE BASS』(1975・ICP 019)。堅気の?ダダイスト。数寄の人。ハードなベースソロを聴かせている。軟弱何するものぞといった風情だ。

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MAARTEN ALTENA en TEO JOLING 4 - contrabas & contrapunt

            

イメージ 2ほぼ一年ほど前≪奇嬌のトリスタン・ホンジンガー、チェロ・ソロおよび、マルテン・レグテレン・アルテナのベースとのデュオ(1976)。そうダダ手前まさに「破天荒」。≫と印象し投稿した。トリスタン・ホンジンガーも奇矯のジャズ・チェリストだけれど、かたやのベーシストのマルテン・アルテナMaarten van Regteren Altena (1943-)も負けず劣らずのダダイスト、数寄の人だ。オランダのConservatorium van Amsterdamなる音大出の知性。只今現在では自ら主宰する演奏団体・Maarten Altena Ensemble (heute: MAE)を率いて型にはまらぬ音楽活動を展開のよし。7~80年代は、ウィレム・ブロイカーやデレク・ベイリーらとの活動に見られるように、オランダICP、イギリスINCUS、ドイツFMPの先鋭なインプロヴァイザーらと共演している。そうした志向性から大よその即興演奏へのスタンスが了解されよう。ホイジンガほどの天性の?奇天烈はないものの、堅気の?ダダとでも云ったようなメリハリのあるハードなベースソロを聴かせている。軟弱何するものぞといった風情だ。




マルテン・アルテナ Maarten van Regteren Altena 『TUNING THE BASS』(1975・ICP 019)
Maarten van Regteren Altena, bass.
Recorded at Frascati, Amsterdam on 2 May 1975.

1. Tuning the bass (02.30)
2. Spaghetti (03.12)
3. The grater (01.15)
4. Tuning (00.18)
5. Derek, Wilbur and the blues (08.12)
6. Smoking the cigar (05.56)
7. Tuning (00.23)
8. Ricordato (02.47)
9. Martinez (03.07)
10. CDL (02.13)
11. Handicaps III (06.15)
12. Macanudo (01.31)
13. The elephant II (02.28)




Company 6 & 7 - SL/EP/AB/LC
Leo Smith:trumpet & flute
Tristan Honsinger: cello
Anthony Braxton: soprano & alto sax flute & clarinet
Steve Lacy: soprano saxophone
Maarten van Regteren Altena: bass