yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

イレーヌ・シュヴァイツアー 、ピアノソロ『Wilde Senoritas』(1976) 。女セシル・テイラー!?男勝りな力強いタッチでの奔るフリー・インプロ。若きその意気とハツラツが小気味よい。

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Irène Schweizer solo @ Mulhouse '07

            
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イメージ 2わが山下洋輔を聴くなら、このスイス産の女流ジャズピアニスト、それも飛びっきりフリーアヴァンギャルドに突っ走るイレーヌ・シュヴァイツアーIrène Schweizer(1941-)も聴こうと云いたくなる。昨今あらゆる分野での女性進出は目を瞠るものがあるけれど、ジャズ、それもフリージャズ界では珍しいのではないだろうか。不勉強もあるかもしれないけれど私はあまり知らない。今日の取り上げるピアノソロアルバム『Wilde Senoritas』(1976)では男勝りな力強いタッチでの奔るフリー・インプロに加え、アフリカのピアニストのダラー・ブランドDollar Brandを思わすスケールとブギーな乗りで愉しませてくれている。30才代という若きその意気とハツラツが小気味よい。これはいいアルバムだ。機会あれば是非一度は聴いていただきたい女流ジャズピアニストだといっておこうか。すでに、拙ブログへも≪女セシル・テイラー!?イレーヌ・シュヴァイツァーとルディゲー・カール(ts)の双頭コンボ『GOOSE PANNEE』(1974)。女だてらのこの剛直。アナキーに突っ走る姿は、この陽春にふさわしい爽快さ≫、また≪イレーヌ・シュヴァイツアーの初期のリーダーアルバム『EARLY TAPES』(1967)。女セシル・テーラーか。現代音楽的洗練とエネルギッシュなフリージャズパワー。≫などと綴り投稿している。好きなピアニストのひとりだ。それに、フリーに身を置いているのが何といっても私にはこのうえなく好ましい。



イレーヌ・シュヴァイツアー Irène Schweizer 『Wilde Senoritas』(1976)

Irène Schweizer (p)
Recorded live by Franz de Byl on November 4th,1976 during
the Total Music Meeting at the Quartier Latin in Berlin.
http://www.plosin.com/milesAhead/fmp.html Free Music Production (FMP)
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