yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ベートヴェン『ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 作品15』。12月はベートヴェン。みなぎり謳い上げる小気味いい流麗清新のピアノパッセージ、う~ん、まさにまさに輝いている若きベートーヴェンだ。

イメージ 1

L. van Beethoven - Piano Concerto No. 1 - 2nd movement (Part 1)

            
            残念ながらポリーニの動画はありません。

12月は、恒例のベートヴェンの第九が耳たこほどに放送されることもあってか、ベートヴェン(1770- 1827)が聴きたくなる?。それに最近テレビでは「のだめ」の映画宣伝のスポットコマーシャルのバックにベートーヴェン交響曲第7番?がしきりに流れていることもあり、余計にその感強くする。ということもあって、今年最後の図書館貸出日とあって、足を運びベートーベン物で未だ借りていないアルバムを手にした。ずいぶん前にアシュケナージのCD3枚組みの協奏曲全集を借りてきて≪ベートーヴェン『ピアノ協奏曲全集』CD3枚組み。言うまでもなく『第5番・皇帝』(1809)はダントツだけれど、明快さと、楽しさと、美しさを堪能できるベートーベン・ピアノ協奏曲群。≫とタイトルし投稿したということもあり、棚にあったマウリツォ・ポリーニの『ベートーヴェン・ピアノ協奏曲第1番 作品15』を借りてきた。やはりこのハツラツ、清新、躍動感。まさに、お~、ベートーヴェン!だ。この『ピアノ協奏曲第1番作品15』は1794~95年にかけて作曲されている。じつはこの曲は≪作曲者2番目のピアノ協奏曲≫で≪第2番の協奏曲が先に作曲された≫(WIKI)という事実関係があるとのことだけれど、体系的に時系列で鑑賞するほど(すべき?)の真面目な鑑賞者でもないので、そんなことどっちでもいいとまでは言わないが・・・。それはともかくベートーヴェン24才、その若き才能の清新沸き立つ高揚感を堪能させてくれる名作だ。先の投稿記事には≪これぞベートーヴェンと堂々たるスケールをもって楽想展開し壮麗に響きわたる傑作『第5番・皇帝』(1809)はいうにおよばずだけれど、『第1番』(1794‐5)がことのほか印象に残ったことが収穫だった。≫と印象記しているのを再確認して、・・・う~んやはり。みなぎり謳い上げる小気味いい流麗清新のピアノパッセージ、まさにまさに輝いている若きベートーヴェンだ。この意気に元気をもらいどうやら年を越せそう?。ポリーニはクセがなく澄明でいい。聡いのだ。云うまでもないことなのだけれど。



ベートーヴェン『ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 作品15』