yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

シュトックハウゼン

シュトックハウゼン『星座のための12のメロディー(オルガンによる)』。天界の秘教夢幻の息吹・・・。

Dominik Susteck Improvisation 残念ながらアルバム音源は動画にありません。 saint peter koln (main organ) saint peter koln いわゆる星占いでいう「黄道12星座の性格を12のメロディーで表現したら」・・・という曲想のもとに作曲?されたもののよし…

シュトックハウゼン、ベリオ『ピアノ作品集』(1970)。精神が起っている。冷たく厳しい抽象性ゆえにすばらしい。そうした魅惑の美学世界(も!)ある。

Stockhausen Klavierstuck XI (1/2) :Performed by Aloys Kontarsky 残念ながら投稿音源は見あたりません。 今から30数年前といえば、当然なことながらネットもなく、情報ないままに手に入る限りの音源を選択の余地なしに手にしたものだった。はたして店…

シュトックハウゼン 『モメンテ Momente』(1965)。さまざまな音の多元的出会い。統合的な<意味>世界から突き放された私たちの(拡散、分散する)現代が作りあげる多義的世界がここにある。

Stockhausen- Momente (2/2) 投稿音源の65年ドナウエッシンゲンヴァージョンのものではありません。 すでに3年半まえに≪総合音楽への可能性、端緒すら感じさせる≪モメント形式、不確定性、多義性≫の果敢による「音づれ」。≫とタイトルしてLP4枚組(歌…

シュトックハウゼン『ハルレキン(道化もの)Harlekin』(1978)。道化ものに扮するクラリネット奏者が演奏しつつ踊る、というものなんだけれど・・・ウ~ン。???

HARLEKIN di Karlheinz Stockhausen- Il FOLLETTO TROTTOLA interpretato da Selene Framarin シュトックハウゼンのクラリネットのための『ハルレキン(道化もの)』(1978)がきょうの投稿アルバムなのだけれど、なんだかよく分かりません。投稿音源は直輸入の…

シュトックハウゼン『Ceylon / Bird Of Passage』(Chrysalis・1976)。指示されたことばからの直感的なインスピレーションによるコレクティブ・インプロヴィゼーション。

Stockhausen: "Aus den sieben Tagen" 2/3 投稿音源のものではありません。 シュトックハウゼンのものだから、どちらかの動画音源はあるだろうと思っていたのだけれど、まったく見当たらない。これは難儀だ。アルバムタイトルは『Ceylon / Bird of Passage』…

シュトックハウゼン『おなかの音楽 Musik Im Bauch (Music In The Belly)』(1977)。

Karlheinz Stockhausen - Tierkreis (Zodiac) - Trio version (1/3) - Pisces, Aries, Taurus, Gemini アルバム音源ではありません。 贅沢なことですが、お休みつかれでゴザイマスです。本もろくすっぽ読みきれず、音楽も聴ききれず、何をしていたのだろう。…

シュトックハウゼン『Short Wave』(Rec.1975)。『Kurzwellen(短波)』(1969)の、別パフォーマンスヴァージョン。

Dirty Electronics Ensemble perform Stockhausen Aus den sieben Tagen 投稿音源のものではありません。 きょうの投稿アルバムは、ほぼ1年半ほど前に≪シュトックハウゼン『Kurzwellen(短波)』(1969)2枚組み。宇宙よりの郷愁的呼びかけのような短波ラジオ…

シュトックハウゼン『私は空を散歩する・・・ In the sky I am walking…<2声のためのアメリカ・インディアンの歌>』(1972)。なんですかね?これは。

シュトックハウゼン『私は空を散歩する・・・ In the sky I am walking…<2声のためのアメリカ・インディアンの歌>』(1972)。なんですかね?これは。まったくその意図わかりません。宝?の持ち腐れ?豚に真珠か。ま、今夜はこんなの持ってます!ブログとし…

シュトックハウゼン『Prozession』(1967)。果敢な実験的精神と張りつめた緊張感。即興性とエレクトロニクスによる新しい音響空間の探求。いいものです。

Jacket kinetic sculpture,Nicolas Schöffer http://www.metacafe.com/fplayer/930188/schoffer_50_years_of_cybernetic_art.swf 自・然・が・こ・し・ら・え・た・平・等・な・ん・て・あ・りゃ・せん! (ルイ・ポーエル) Stockhausen- Prozession (1/5) …

シュトックハウゼン『シュテルンクラング(星辰の響き)STERNKLANG Park Music for 5 Group]』(1976)。公園の音楽。神聖な音楽。LP2枚およそ130分の修行。

≪『シュテルンクラング(星辰の響き) STERNKLANG Park Music for 5 Group』は、個々の宇宙全体へとしみ込むための、瞑想状態での集中した聴取のための音楽です。さらに、それは他の星々からの生物のためと彼らの到着の日のための準備として意図されています…

シュトックハウゼン『シュティムング(調律) 6ボーカリストのための』(1968)。車座でのパフォーマンス。座っていてはいまだ涅槃に至らない。では、釈迦入滅横臥の姿と相同で、寝ながらの歌唱はありや。

Karlheinz Stockhausen: "Stimmung fuer 6 Vokalisten" 1968 以前、何の記事か忘れたけれど、寝て唄う歌ってあるのか?というのがあったように記憶する。もちろんコンサートでのそれのことなのだけれど。日常生活上では子どもを寝かしつける子守唄は寝なが…

シュトックハウゼン『3つのオーケストラのための<グルッペン>』(1955‐57)と『4つのオーケストラと4つの合唱のための<カレー≫』(1958-59)。内的体験としての永遠の今を聴く。

Stockhausen: Gruppen (1 of 3) Karlheinz Stockhausen Gruppen, for three orchestras (1955-57) やはりこの50年後半から70年へかけてのシュトックハウゼンはすごいですね、とひとまず賛仰のことば奉っておこう。きょうは『3つのオーケストラのための…

シュトックハウゼン『STOP』(1965)『YLEM』(1972) 。宇宙・物質・存在<生成>のイメージ。はたしてそのようなイメージが共有しえる響きの提示、パフォーマンスたりえているか?

Stockhausen: "Ylem" 1/3(1972) なんだか本末転倒の思い(音盤紹介を主とするブログで、動画紹介のそれではなかったのだけれど)がしないでもないのだけれど・・・。というのも音楽ブログを旨としている拙ブログゆえ、アルバム画像を貼り付けて、鑑賞の記…

シュトックハウゼン『KONTAKTE(接触)』(1960)と『REFRAIN』(1959)。半世紀も前のこの電子音響ライヴパフォーマンスのなんと精気ハツラツ輝いていることか。コンタルスキーヴァージョン

Stockhausen: "Kontakte" (1958-60) Part 1 a completely electronic version きのうシュトックハウゼンとカーゲルの打楽器作品をとりあげて、その音源紹介とばかりに、アルバム収録曲の『ZYKLUS』(1959)がYOUTUBEにアップロードされているのに気付か…

マウリシオ・カーゲルの『TRANSICIONⅡ』(1959)とシュトックハウゼン『ZYKLUS』(1959)ほか。チュードアのピアノで、響き、音色の多彩さがダイナミズムと変化をもたらしていて面白い。

Stockhausen: "Zyklus" for solo percussionist (1959) 若きシュトックハウゼン 打楽器のみ(ソロ、アンサンブルを含めて)の作品が書かれたのは音楽が大きく革新変転した戦後のことなのだろうか。戦前には打楽器のみの作品などあるのだろうか。西洋音楽の世…

シュトックハウゼン『Kurzwellen(短波)』(1969)2枚組み。宇宙よりの郷愁的呼びかけのような短波ラジオのウェーブノイズにイマジネイティヴに応答するコレクティヴ・インプロヴィゼーション。

Dirty Electronics Ensemble perform Stockhausen Kurzwellen ≪音というのは不思議なほどに認識と深く結びついているのですよ。とくに現代音楽と.知的頭脳の構造的変化との関係は緊密です。現代音楽は認識の音楽でもある。………演奏が認識作業であり知覚の自由…

シュトックハウゼン『ピアノ曲Ⅹ』(1954~61)。エキセントリックでワイドレンジ、クラスター音塊炸裂する凄いパッション。

Stockhausen Klavierstuck X (1/3) :Composition: Klavierstuck X (1956), Performer: Aloys Kontarsky Stockhausen Klavierstuck X (2/3) Stockhausen Klavierstuck X (3/3) 無秩序と秩序の間を相関的に調停しようと試みた。 シュトックハウゼン「ピアノ曲…

シュトックハウゼン『7つの日より』(1969)。ことばの指示による“直感音楽”。コレクティヴな即興演奏に制度姓を突き破る光明を見る。だが不思議?なことにシュトックハウゼンの音に満ちているのだ。

Stockhausen: "Aus den sieben Tagen" 1/3 ぎっしりと?予備のデータの詰まったUSBメモリーが手元になく、さてどうしたものかと・・・。選択肢がまったくなくなってしまったのだ。と云う事でいきあたりばったり(いつもそうだけれど)きょうは、ここ最近…

シュトックハウゼン『OPUS 1970』(1969)。我を忘れ放心させる揺らぐウェーブノイズ。まるで無に支えられた現存在(実存)の子守唄、ノスタルジアのようでもある。

Karlheinz Stockhausen Opus (pt1) 絞首台のような枠の中でそれは白熱した。その光は牽牛星のように燐光ににた光彩をもっていた。スイッチをひとひねりすると、強い光が消え去り、白金が小さなガラス球のなかでかすかに輝いていた。―――T・A・エジソン すべ…

若きカールハインツ・ストックハウゼン『オーケストラのための「プンクテ」(1952/1962)』ほか。はや、古典の世界に成長しつつある緊張を湛えたダイナミックレンジな冷熱の抒情の響き。

Stockhausen : Punkte (1/3):Punkte for orchestra (1952/62), version 1994. WDR Sinfonieorchester Köln, direction Peter Eötvös (assistant conductor : Wolfgang Lischke). ≪ケルン郊外のメトラート村で生まれる。父親は大学の講師で普通にピアノを弾…

哀悼カールハインツ・シュトックハウゼン『INORI(祈り)』(1974)。

Stockhausen: "Inori" 1/2 先日、新聞の訃報欄でカールハインツ・シュトックハウゼンKarlheinz Stockhausen(1928 - 2007)が亡くなったとの記事を目にした。というわけで、かれの作品に関する記事を投稿することでこの傑物への哀悼としたい。それにあわせる…

シュトックハウゼン『MANTRA』(1970)。どこに真言?その要諦「無心」をつかみ損ねたのではあるまいか。

Stockhausen: Mantra (Part I) 東洋の心は無心になる事。どこまでいっても無限で天地の分かれがない。 西洋は二次元の世界。底には対立があり、一方は他を力で支配しようとする。 鈴木大拙 もう音楽は絶対抽象の真理・マントラというより、相対化された一事…

総合音楽への可能性、端緒すら感じさせる≪モメント形式、不確定性、多義性≫の果敢による「音づれ」。

Stockhausen- Momente (1/2) カール・ハインツ・シュトックハウゼンKarlheinz Stockhausen ≪三つの大きなモメンテ=グループがあり、それらはI-モメンテ(比較的不確定、アンフォルメル)によって枠付けられて分離されています。K-モメンテ(KLANG=音色…

電気変換されたウェーブノイズ音のノスタルジックな気配の世界。シュトックハウゼン『SPIRAL』(1971)ほか。

Stockhausen: "Spiral" 1/2 「物質は光をめざし 光はただ物質を生みつづける 光を量ろうとしても無駄だ それは神に手をかけている」 (松岡正剛) 絞首台のような枠の中でそれは白熱した。その光は牽牛星のように燐光ににた光彩をもっていた。スイッチをひと…

音響渦巻く混沌へと、もの皆消え入るが如くの超越<トランス・TRANS>。シュトックハウゼン(1928 - )の『トランス』(1971、74)。

Karlheinz Stockhausen ~ Trans (extract) シュトックハウゼンKarlheinz Stockhausen はたして事細かに今回取り上げる、このシュトックハウゼンKarlheinz Stockhausen(1928 - )の『トランス』(1971)の、通常のオーケストラ配置とはまったく変わった、ま…

虚空の彼方よりもたらしてくれた音連れ、雑音交じりの電波ウェーブの不思議のざわめきを思い起させるシュトックハウゼンの電子音とコンクレートのための『HYMNEN・讃歌』(1966-68)

Stockhausen – Hymnen 今、中東カタールのドーハでアジア大会が行われて熱戦がメディアを賑わしている。それにしてもダントツに中国が強く、好結果を残しているのは凄いことで今昔の感がある。10億を超える人口と、凄まじいほどの経済成長、生活文化の成熟に…

シュトックハウゼンの電子音、ピアノと打楽器のための『コンタクテ(接触)』(1960)をエレクトロニック・ノイズサウンドの刺激に満ちたデヴィッド・チュードアで聴く。

Karlheinz Stockhausen : Kontakte {PART 1/4} David Tudor, piano & percussion : Cristoph Caskel, Percussion, Karlheinz Stockhausen, tape, Gottfried M. Koenig, electronics デヴィッド・チュードアーDAVID TUDOR ≪ここでは人は、各瞬間に、1つの最小…

エキセントリックなまでの音の濃密な流動性と異相でありつつその生々しい音色の多様さシュトックハウゼン『Mixtur』(1964)、『Telemusik』(1966)

たぶん購入した時に、一度は聴いてるはずなのに・・・、といったところである。この時期(70年代央頃まで)浴びるほどつぎから次へと、印象綴ることもなく聴きっぱなしで鑑賞終えていたのだろう。なんと無駄に時間を過ごしていたのだろう。読みっ放しの、…

電子引き連れる騒雑音の音訪い(おとない)に根源の出会いを聴くシュトックハウゼン『MIKROPHONIE Ⅰ,Ⅱ』(1965)

Stockhausen: "Mikrophonie I" ひさしぶりのシュトックハウゼンKarlheinz Stockhausen(1928 -)の登場である。若き日アーティフィシャル(artificial)に抽象の美を感じていたのだろう。そのせいかシュトックハウゼンの音盤はLP時代を限ってであるけれど…

緊張たたえた自立美のセリー音楽の古典。シュトックハウゼン『Kreuzspiel』(1951)、『Kontra-Punkte』(1952-53)『Zeitmasz』(1955-56)、『Adieu』。

Stockhausen: "Kontra-Punkte" 1/2 このアルバム(1974)に収められた作品はカールハインツ・シュトックハウゼンKarlheinz Stockhausen(1928-)の初期の作品であるけれども、およそ20年を経てのロンドンシンフォニエッタとの演奏ツアーでの自身が指揮しての、…