yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

シュトックハウゼン『おなかの音楽 Musik Im Bauch (Music In The Belly)』(1977)。

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Karlheinz Stockhausen - Tierkreis (Zodiac) - Trio version (1/3) - Pisces, Aries, Taurus, Gemini

        
        アルバム音源ではありません。

贅沢なことですが、お休みつかれでゴザイマスです。本もろくすっぽ読みきれず、音楽も聴ききれず、何をしていたのだろう。経済もありクーラーにしがみつくばかりではと、ちょこっと申し訳ていどに庭そうじ、草むしり。それでもまたたく間に汗まみれ、虫刺され。まだこの暑さ一週間つづくという。たまらんですね~まったく。皆さまご自愛のほどを。
で、きょうは久しぶりに現代音楽・シュトックハウゼンの投稿との心づもりで、あれやこれやネット検索でチェックしている間に時間が経ってしまった(なにせワケ分からん音楽ということもあり)。取り上げたアルバムは1977年にドイツ・グラモフォン(この当時飛ぶ鳥落とす勢いで矢継ぎ早に出盤されていた)よりリリースされた『Musik Im Bauch』。「おなかの中の音楽」という意味だそうで・・・。これはB面に収録されている、星座占いでおなじみの12の星座(十二宮)を題材にしたオルゴールのための作品(シュトックハウゼンの!)『Tierkreis (Zodiac)(十二宮)』から派生したシアーターピース作品。6人の打楽器奏者と、そのオルゴール作品を繰り込んでのパフォーマンス作品。これってシュトックハウゼン?というような、愛らイメージ 2しい音色でシンプルに作られた美しいオルゴール曲と、打楽器として使われている東洋の仏教世界で使う鉦の、鈍く押し伏せた響きが、なんとも不思議(東洋的神秘感覚?)な世界を作りあげている。う~んシュトックハウゼン!といったつぶやきがつい出てくる不思議ワールド。
このアルバムに関しての曲説明が<松平 敬 ウェブサイト>のシュトックハウゼンCDガイドで、十二宮、おなかの音楽として詳しく案内されているので、興味のある方はそちらを覗いて下さい。(全文コピペすれば世話はないのだけれど、差し障りあるといけませんので・・・)。語学堪能な方には http://home.swipnet.se/sonoloco2/Rec/Stockhausen/24.html へどうぞ。


画像:「Musik Im Bauch」スコアーイメージ 3


シュトックハウゼン Karlheinz Stockhausen 『Musik Im Bauch (Music In The Belly)』(1977)

Tracklist:
A. Musik Im Bauch 33:33
B1. Aquarius 1:25
B2. Pisces 2:07
B3. Aries 1:53
B4. Taurus 1:34
B5. Gemini 1:30
B6. Cancer 1:54
B7. Leo 1:30
B8. Virgo 1:21
B9. Libra 1:42
B10. Scorpio 2:13
B11. Sagittarius 2:00
B12. Capricorn 1:39

Credits:
Composed By, Directed By [Director Of Sound] - Karlheinz Stockhausen
Percussion - Claude Ricou (tracks: A) , Gabriel Bouchet (tracks: A) , Georges Van Gucht (tracks: A) , Jean Batigne* (tracks: A) , Jean-Paul Finkbeiner (tracks: A) , Olivier Dejours (tracks: A)
Performer - Les Percussions De Strasbourg (tracks: A)

Notes:
Side A:
Musik Im Bauch (Music In The Belly), 1974,
for six percussionists and Music Boxes.

Side B:
Tierkreis (Zodiac), 1975,
12 Melodies for Music Boxes from Music In The Belly.