yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

シュトックハウゼン『星座のための12のメロディー(オルガンによる)』。天界の秘教夢幻の息吹・・・。

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Dominik Susteck Improvisation

        
        残念ながらアルバム音源は動画にありません。



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                    saint peter koln

いわゆる星占いでいう「黄道12星座の性格を12のメロディーで表現したら」・・・という曲想のもとに作曲?されたもののよし。
「もともとは『お腹の音楽』というシアター・ピースの一部として、1975年にオルゴールで演奏されることを念頭において作曲されたもの」・・・。

そのヴァージョンは、以下すでに投稿してはいるのだけれど。


http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61718595.html シュトックハウゼン『おなかの音楽 Musik Im Bauch (Music In The Belly)』(1977)。


アルバム同梱解説によると、

イメージ 3「12のメロディーの各々には、互いに異なる12の中心音と12のテンポが与えられている。これによって、黄道12宮を代表する12の星座の性格の違いが描かれる。」のだそうだ。
なおかつ、その音の織り成す世界の背景には自然のもつ数理構造が潜められているとのことだけれど。
はてさて・・・。

いろいろな楽器、それら組み合わせによる演奏ヴァージョンがすべてゆるされているとのことだけれど、今回のアルバムは、教会のパイプオルガンによるもの。

その織りなす世界はパイプオルガンというよりシンセサイザーの趣だ。極小と極大、繊細さとダイナミズム。

「楽器としてのオルガンは、もはや、オルガンのようには響かず、それ自体が、カラフルで、フレキシブルで、ダイナミックな組織体である・・・」(演奏者・オルガニストdominiku susteck ドミニク・ズステックのことば)


天界の秘教夢幻の息吹・・・。


ところで、動画サイトにある、オーケストラヴァージョンや、その他もろもろのリアリゼーションを聴くにつけ、みな印象がちがう。まったくテンデといっていいほどちがうのだ。これっていったいナニ?。


作曲って、楽譜って、演奏って、音楽って、作曲家って一体なんなの?!







シュトックハウゼン:星座のための12のメロディー(オルガンによる) (Karlheinz Stockhausen: Tierkreis | Zodiac Dominik Susteck, organ)

1. Wassermann みずがめ座 2' 12
2. Fische うお座 2' 48
3. Widder おひつじ座 2' 30
4. Improvisation I 即興 I 5' 40
5. Stier おうし座 1' 43
6. Zwillinge ふたご座 2' 32
7. Krebs かに座 2' 38
8. Improvisation II 即興 II 4' 43
9. Lowe しし座 1' 59
10. Jungfrau おとめ座 1' 45
11. Waage てんびん座 1' 37
12. Improvisation III 即興 III 4' 27
13. Skorpion さそり座 2' 25
14. Schutze いて座 2' 24
15. Steinbock やぎ座 3' 54
16. Improvisation IV 即興 IV 5' 13