yuki-midorinomoriの日記

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フォーレ『レクイエム/ペレアスとメリザンド』。劇的なところのないフォーレのレクイエム。抑制はすぐれた美徳。

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Gabriel Fauré REQUIEM (I) Introit:Philharmonia Orchestra, Michel Legrand, conductor

            

ほとんどと云っていいくらい劇的なところのない≪静謐感が全編を支配し、詩情に溢れたフォーレの<レクイエム>≫。これはドイツ音楽と較べれば歴然としている。わが町の図書館が新しく所蔵したらしく、新譜コーナー?の棚に並べられているのにタイミングよく出くわした。で、さっそくこのガブリエル・フォーレ(Gabriel Urbain Fauré, 1845 - 1924)の『レクイエムREQUIEM』を、もうひとつの新譜のブラームスの「ドイツ・レクイエム」といっしょに借りてきた。「ドイツ・レクイエム」は以前サイモン・ラトル盤(これも図書館ネット借受のものだったけれど)で投稿しているということもあって、きょうはフォーレの『レクイエムREQUIEM』の投稿としよう。≪渋さと重厚≫の「ドイツ・レクイエム」とは何と違うものか!。誰が聴いてもこの印象は変わらないだろう。それゆえに、以前投稿した≪ガブリエル・フォーレ『オーケストラ作品集』2枚組み。抑制はすぐれた美徳。中古2枚組み800円のささやかな満足にひたっています。≫に印象記した如くの≪抑制はすぐれた美徳≫と言いたくなるほどに≪劇的なところのない≫フォーレのレクイエムだ。そのことは、同じく収録されている「ペレアスとメリザンド」にも言えるようだ。この抑えられた澄明なまでの哀しい美しさ。こちらの方もレクイエムと云ってもよさそうなほどだ。




1. レクイエム 作品48 I.入祭唱とキリエ
2. レクイエム 作品48 II.奉献唱
3. レクイエム 作品48 III.聖なるかな
4. レクイエム 作品48 IV.ああイエス
5. レクイエム 作品48 V.神の小羊
6. レクイエム 作品48 VI.われを許したまえ
7. レクイエム 作品48 VII.楽園にて
8. 組曲ペレアスとメリザンド≫ 作品80 第1曲:前奏曲
9. 組曲ペレアスとメリザンド≫ 作品80 第2曲:糸を紡ぐ女
10. 組曲ペレアスとメリザンド≫ 作品80 第3曲:シシリエンヌ
11. 組曲ペレアスとメリザンド≫ 作品80 第4曲:メリザンドの死
12. パヴァーヌ 作品50(管弦楽と合唱のための)


Fauré Pelléas et Mélisande – Prélude