yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ヨハン・セバスチャン・バッハのカンタータ第147番『心と口と行いと生きざまは』ほか。信じない者も<敬虔>という言葉が口をついて出てくる天上よりの音楽。

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Dinu Lipatti plays J.S. Bach - Cantata BWV 147

        

イメージ 2もうすでにブログへ投稿していると思っていたヨハン・セバスチャン・バッハJohann Sebastian Bach(1685 - 1750)のカンタータ第147番『心と口と行いと生きざまは』および今日取り上げるレコードでカップリングされているカンタータ第78番『イエスよ、汝わが魂を』が未だだったので登場と相成った。膨大なバッハのカンタータのなかでも名曲中の名曲だそうである。もちろん、音楽史上の奇跡「マタイ受難曲」も未投稿なんだけれど。鳥肌立つ音楽とはこれを謂うと言うくらいの感動をもたらしてくれた音楽だけれど、あまりにも畏れ多くてといった近寄り難さが敬遠させるのだった。そこへと至る前段として、このカンタータ第147番『心と口と行いと生きざまは』を心を澄まして聴くこととしよう。べつにクリスチャンでもなんでもない、いわゆる門徒もの知らずの無宗教な人間だけれど、しかし<神>なるものには興味はある。たぶん私には<神>とは、<存在と無>なんだろうけれど。べつに神の存在を信じているわけではないのに<敬虔>という言葉には、どこかしら畏敬とともに純に人間を見つめる真摯を感じる。悔い改めよ!の言葉が何処からとなく聞こえてくる心持にさせるのだ。そんな程度の宗教心だけれど、バッハの宗教音楽には心ゆすぶられ魅せられるものが確かにある。西洋音楽のみが普遍だとは思わないのだけれど。
イエス・キリストにではなく、<神>なるものへの漠とした思いなのだろう。<存在と無>。エックハルトMeister Eckhart, 1260年頃 - 1328年頃)か?。