yuki-midorinomoriの日記

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ベートーヴェン『弦楽四重奏曲第15番イ短調Op.132]』第3楽章「病い癒えたる者の神への感謝の歌」の感動を動画と共に。

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Beethoven, String Quartet 15 In A Minor, Op. 132, "Heiliger Dankgesang" - 3. Molto Adagio

         

イメージ 2ほん少し前こんなに美しいフレーズをもつ弦楽四重奏作品がベートーヴェンLudwig van Beethoven、1770年12月16日ごろ(洗礼を受けたのが12月17日であることしかわかっていない) - 1827年3月26日)にあったのかなと思いつつYOUTUBEの動画を眺め聴いていた、その曲にめぐり合った。ということで今日はその当の曲、ベートーヴェンの『弦楽四重奏曲第15番イ短調Op.132』の入ったString Quartet 東京クァルテットの演奏によるCD3枚組み「後期弦楽四重奏曲全集」をピックアップ。もちろんわが町の図書館で借りてきたもの。このCDはもう何回も借りてきて(ダビングすればよさそうなのに面倒くさがりの性分でその都度借りてきては聴いている)、解説書も読まず単に演奏をナガラで聴いていたものだった。取り上げるきっかけはYOUTUBEの動画だったけれど、このCDを借りてきた動機は先のブログで取り上げた「名曲名盤300・20世紀のベストレコードはこれだ!」(レコード芸術)だったのだ。その選曲リストをみるにつけ、さすが楽聖だけあってその数や圧倒的だ。バッハは15作品。それに比しベートーヴェンは39作品。ただモーツアルトはそれを幾分上回り42作品だった。そうした作品の多くはNHK・FMでの長年の不真面目なリスナーとして聴いてはいても、聴きっぱなしのナガラ鑑賞でのものだったから記憶に留めているものは少ない。そこでこの機に各作品のわずかばかりの字数で纏め上げられた作品解説を読んでいた。最近は大掛かりな交響曲よりも室内楽へと嗜好が傾いているせいで、そうした楽曲ものに目を通していて、これは聴きなおそうと思った作品が今日の『弦楽四重奏曲第15番』だった。≪全5楽章からなるが、後期作品中もっとも長大であるばかりでなく、集約された作曲技法、すべての楽章、すべての音に深い感動が宿っているという点で、1824年から26年にかけて作曲された後期の弦楽四重奏曲群のなかでも最高傑作と評されることが多い。とりわけ「病い癒えたる者の神への感謝の歌」(この楽章は、ベートーヴェンが恐れていた重病から快復した後に作曲されたため、上記のような題名が付された。――WIKIPEDIAより引用者注)と銘打たれた第3楽章は、深い感動に裏打ちされた崇高なもので、聴くものに強烈な感銘を与えずにはおかない。(中村孝義)≫(同上誌)まさしくこの感動を先のゴダールが制作に関与したとされている映像ともどもYOUTUBE動画で味わったのだった。ベートーヴェンとコメントされてはいたけれど、その作品名等の詳細が分からずにいてたところ、ここでやっと出典が分かったのだった。まさに評言どうり≪深い感動に裏打ちされた崇高なもので、聴くものに強烈な感銘を与えずにはおかない。≫第3楽章だった。もうこれ以上云うことはない。