yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ドン・エリスのサードストリームジャズ『HOW TIME PASSES』(1960)。その壮や善しとしたいパフォーマンス。

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Don Ellis

         

イメージ 2万事休す。データストック用のUSBメモリーが手元に見当たらない。ということで、今日取り上げるつもりだった、ジャズに現代音楽の十二音列等のコンセプト、いわゆるガンサー・シュラー唱導するサードストリームを創りだそうと果敢した革新的ジャズマン、ドン・エリスDON ELLISカリフォルニア州ロサンゼルス生まれ (1934~1978)の歴史的問題作と思われる『HOW TIME PASSES』(1960)を、貼り付けて今日は草々と擱くとしよう。現代音楽に親しむものにとっては、その実践の典型といえそうな「Improvisational Suite # 1」は、折衷的といえなくもないけれど、その壮や善しとしたいパフォーマンスであることだけは言い募っておこう。70年代前後のヨーローッパフリージャズほどの解体・ダダ的、爆発的興奮・開放的エクスタシーを感じさせるたぐいのものではないけれど、といって、この試みは決して歴史から放擲されるべきつまらぬものでもない。



『How Time Passes』(1960)

Don Ellis - Trumpet
Jaki Byard - Piano, Also Sax
Ron Carter - Bass
Charlie Persip – Drums

1. How Time Passes
2. Sallie
3. Simplex One
4. Waste
5. Improvisational Suite # 1