yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

セシル・テイラー『Looking Ahead!』(1958)。3年前のファーストアルバム『Jazz Advance』同様、思い入れのある分、今なお清新。

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Cecil Taylor Nuremberg 1984

          

イメージ 21958年録音とあるから、じつに半世紀、50年前の先進的な若きセシル・テイラーを聴くこととなる。≪セシル・テイラー『Jazz Advance』(1955)。清新の革新の心意気ここにありといった風情で、この一点でも今なを聴くにあたいする傑作名盤といえようか。意気軒昂、革新のパッション。気持ちがいい。≫として取り上げ投稿した『Jazz Advance』はこの『Looking Ahead!』の3年前となる。どちらも歴史的名盤といえるのだろうが、わたしの好みはどちらかといえば『Jazz Advance』の方だけれど・・・。

『Jazz Advance』のメンバーは
セシル・テイラー Cecil Taylor piano
ティーブ・レイシー Steve Lacy soprano saxophone
ビュエル・ナイドリンガー Buell Niedlinger bass
デニス・チャールズ Dennis Charles drums

きょう取り上げる『Looking Ahead!』のメンバーは
セシル・テイラーCecil Taylor (p),
アール・グリフィスEarl Griffith(vib)、
ビュエル・ニードリンガーBuell Neidlinger(b)、
デニス・チャールズDennis Charles(dr)

同じクァルテットでもヴイブラフォンとソプラノサックスとの違いだけなのだけれど、テイラーのピアノスタイルは変わらず革新的奏法で突っ走っている。ヴイブラフォンの音色がソフトなだけにその文好みが分かれるだけなのかもしれない。

この初々しく、いや確信を持って無調パーッカシヴな奏法で突き進むさまはいま聴いても気持ちがいい。思い入れのある分、今なお清新のジャズと言っておこう。




Cecil taylor『Looking Ahead!』(1958)

1. Luyah! The Glorious Step
2. African Violets
3. Of What
4. Wallering
5. Toll
6. Excursion on a Wobbly Rail