シタール奏者、パルト・ダース『シタール絢麗~北インドの巨星パルト・ダースの妙技』。私には、ラヴィ・シャンカールより、親しみを持ってウォームな気分で聴くことができた。
きょうのCDも図書館ネット借受のものなのだけれど、どうしてこのCD、つまりはシタール演奏者のパルト・ダースPartho DasのこのCDを取り寄せる気になったのか・・・、そうだった、先ほど思い出した。過日≪『決定版・ワールド・ミュージック』。≪音楽をもたぬ人間社会は存在しない≫とタイトルして取り上げたCDに収録されていたその演奏に印象づけられたのだった。借受て手にしたものの、あんのじょう公共物のぞんざいな扱いの所為でCDのみで、解説書も何も無しの情けなさ。で、投稿のために内容確認ということもあってネット検索してみても、まったくこの人物情報がヒットせず、皆目何者か分からずじまいだ。それはともかく、演奏が気にいったのでこの演奏者が記憶に残っていたのはたしかなことなのだ。カウンターカルチャーが前面に躍り出てきた70年前後に聴いていたラヴィ・シャンカールのシタール演奏とは何か違うのだった。きょうのパルト・ダースのパフォーマンスの方が魅かれるのだ。どうしてなのだろう。親しみが感じられるのだ。人間の情感が感じられるのだ。しょうじき、はてどこがどう違うのだろう・・・。音源があればいいのだけれど、口惜しいけれどネットでは無理なようだ。私には、ラヴィ・シャンカールより、親しみを持ってウォームな気分で聴くことができたのだ。