yuki-midorinomoriの日記

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ヘンデル、バッハ、ヴィヴァルディ『オーボエ・ソナタ』。華麗な装飾音が憂愁を奏で響きわたる。

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"Oboe Concerto No.3 in G minor HWV287" Handel - All movement

       
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ヘンデルは自ずからなるメロディーメーカーではないか。その美しい旋律に出会うたびにそう思う。で、きょうは、そのゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(Georg Friedrich Händel 1685 - 1759)のオーボエソナタの収録されたアルバムをネット図書館にて借り受けた。華麗な装飾音が憂愁を奏で響きわたるバロック音楽【ヨーロッパにおける17世紀初頭から18世紀半ばまでの音楽の総称である。一般に通奏低音の使用と、感情に則した劇的表現が特徴であるとされる。・・・誇張された動き、凝った装飾の多用、強烈な光の対比のような劇的な効果、緊張、時として仰々しいまでの豊饒さや壮大さなどによって特徴づけられる。】(WIKI)の象徴的な響き。これには≪かつて弦楽器だけだったオーケストラに初めて入った管楽器であり、高音部を担当している。≫(WIKI)というオーボエの音色がもっともふさわしく思える。
底流にあるこのバロックの響きの憂愁はなんなのだろう。

ちなみに、先日読んだ小説『博士の愛した数式』に、18世紀最大の数学者オイラーの等式≪eiπ + 1 = 0≫が、記憶力を失った主人公である数学者の愛する数式(存在・世界認識)として語られていた。そのレオンハルト・オイラーLeonhard Euler, 1707 - 1783)も、ヘンデルらと同時代を生きていた。




ヘンデル、バッハ、ヴィヴァルディ『オーボエソナタ