yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ハワード・ライリー 『SHAPED for Solo Piano』(1977)。理知的にコントロールされた情動のピアニズム!?。セシル・テイラー、プラス佐藤允彦といった趣といえようか。

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Howard Riley's Cirrus from the LP Flight (1971). Howard Riley - piano, Barry Guy - bass, Tony Oxley, drums.

           



動画音源のアップロードをまって投稿をしようと今まで待っていたのだけれど、いつまで待ってもその機がやってこないようなので、シビレを切らしてきょう投稿することにした。相当な力量をもったフリー系のピアニストなのだけれど・・・。その名はハワード・ライリーJohn Howard Riley (1943-)。ヨーロッパ・フリーに関心ある方なら、その存在を知らない人はいないくらいのジャズピアニストなのだが。いやむしろそのパフォーマンスは現代音楽に近い。それがまたこのひとの魅力なのだけれど。理知的にコントロールされた情動のピアニズム!?。セシル・テイラー、プラス佐藤允彦といった趣といえようか。だから、一般化しないのだろうか。これほどの力量と活動実績があれば動画音源のアップロードがもっとあってもいいはずなんだが。

はがゆく、惜しいことです。もっと知ってほしい、聴いて欲しいピアニストのひとりです。


最近なんだが回顧めいたブログ記事になってしまっているようだけれど・・・。




ハワード・ライリー関連投稿記事――

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61329394.html ハワード・ライリー『SYNOPSIS』(Incus 13・1973)。フリージャズというより、現代音楽畑の即興演奏にちかい。いずれにせよフリージャズ史に刻み込まれる名盤といえよう。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/60956698.html ハワード・ライリー『FLIGHT』(1971)。燃えはするのだけれど、あくまで理知的に振る舞う。あたかも、70年代の佐藤允彦を思わすようなシャープな熱さだ。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/60585601.html バリー・ガイ、ハワード・ライリー、フィル・ウォシュマン『Improvisations are forever now』(1977)。鋼鉄質な音響世界に脳天痺れることだろう。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/60082749.html ハワード・ライリー『トロント・コンサート』(1977)。固有のジャズであって何らおかしくもない。インテリジェントにイギリスジャズを突っ切ればイイノダ。すばらしくパッションに満ちた入魂のソロパフォーマン

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/53829134.html ハワード・ライリートリオ『THE DAY WILL COME』(1970)。イギリスのインテリジェントな統御された品性あるインプロヴァイズドジャズ。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/23861064.html 鋭く研ぎ澄ました感性で音を構築するトニー・オックスレイ

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/22601816.html 煌めくThe London jazz composers orchestraのコレクティヴフリージャズ





ハワード・ライリー Howard Riley『SHAPED for Solo Piano』(1977)

Side One
SHAPED – PART ONE

Side Two
SHAPED – PART TWO

Rec. 9 July,1976