エクトル・ベルリオーズ『劇的交響曲・ロメオとジュリエットOp.17]。「幻想交響曲」ほどの洗練がなく、てっきりそれより以前の作と思っていたら、あにはからんや、その傑作より10年後の作曲のよし。
おいおい冗談じゃないぜ・・・といいたくなる音源、音質のアルバムだった。こんなの聴いた暁にはクラシックファンを失うよと言いたくなる。ネット図書館で借りたベルリオーズの『劇的交響曲・ロメオとジュリエットOp.17」。この作品がということではなく、この音源・アルバムが・・・であり、まさか演奏がというわけではないと思うが。録音データは1953年で、ボストン交響楽団、指揮はシャルル・ミュンシュ(Charles Munch, 1891 - 1968)とある。まったく聴くに堪えない音質だ。録音技術の時代的制約?もあってか、昔の音源を象徴する、あの高音域に偏ったスカスカの音。記録的価値はあるのだろうけれど、それ以外はまったくダメなアルバム。いちぶの好事家向けか?。こうしたものを一般的な商品として提供するのは如何なものかと思うが。貴重なドキュメント以上に害悪だ。冒頭にいったように、ベルリオーズどころかクラシック音楽自体に嫌悪をもようさせることだろう。もし、身銭きって手にしてのことであれば、即アルバムを痛罵舌打ちとともに投げ捨てていることだろう。
ワーグナーや、リヒャルト・シュトラウスらのその壮麗なオーケストレーションに影響を与えたのがベルリオーズ・・・ということを聞き及び傑作「幻想交響曲」以外の作品を聴こうと借り受けての鑑賞だったのだ。
ワーグナーや、リヒャルト・シュトラウスらのその壮麗なオーケストレーションに影響を与えたのがベルリオーズ・・・ということを聞き及び傑作「幻想交響曲」以外の作品を聴こうと借り受けての鑑賞だったのだ。
もっと最近のすぐれた録音、演奏で聴きたいものだと思った次第。
およそ高音域に偏ったかん高くスカスカの音のベルリオーズ。ああナンタルコトダ。ロマン主義が泣く。これが、ワーグナーや、リヒャルト・シュトラウスが学ばんとした音とは・・・、なんとかならんか。録音技術の制約とはいえ。まさかとは思うが、ひょっとして指揮ミュンシュの不出来ゆえか?。
およそ高音域に偏ったかん高くスカスカの音のベルリオーズ。ああナンタルコトダ。ロマン主義が泣く。これが、ワーグナーや、リヒャルト・シュトラウスが学ばんとした音とは・・・、なんとかならんか。録音技術の制約とはいえ。まさかとは思うが、ひょっとして指揮ミュンシュの不出来ゆえか?。
聴いてる限りで、「幻想交響曲」ほどの洗練がなく、てっきりそれより以前の作と思っていたら、あにはからんや、その傑作より10年後の作曲のよし。WIKIによればワーグナーは≪「全く素晴らしい旋律の間に屑の山が積みあげられている」≫とこの作品を評していたのだそうだ。
それと、フランス語のロメオとジュリエットも、思い込みもあってかなんだか気分がのらない。英仏どちらにせよ歌詞などの意味を聞き取れるわけではないのだけれど。
ベルリオーズ、関連投稿記事――
http://www.youtube.com/watch?v=s6iUU03cJ3Y&feature=related ベルリオーズ『幻想交響曲』。このオーケストレーション・・・そういえば楽聖ベートーヴェンの構成厳格を色彩多彩豊麗にロマン的な響きで飾りたてれば斯くなるかとの思いであり、合点了解。
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61242363.html エクトール・ベルリオーズ 『荘厳ミサ曲』(1993年蘇演・初録音盤)。若々しく清新の意気満ちた宗教ミサ曲。弱冠ハタチの作曲家が「荘厳ミサ曲」とは、これいかに?
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61231888.html エクトル・ベルリオーズ『レクイエム(死者のための大ミサ曲 )』。この時代的なロマン主義。神を凌駕せんとする、ロマンにあふれた劇的に演出する近代ミサ曲。
エクトル・ベルリオーズ、『劇的交響曲・ロメオとジュリエット(Roméo et Juliette)作品17<合唱、独唱、および合唱によるレチタティーヴォのプロローグ付き劇的交響曲(symphonie dramatique)>』
DISC1
1.劇的交響曲「ロメオとジュリエット」Op.17 第1部 序奏 喧嘩;騒動;公爵の仲裁(オーケストラ)
2.プロローグ 眠っていた古いにくしみが(合唱)
3第1部 プロローグ 忘れようがない はじめての熱狂よ!
4.第1部 プロローグ まもなくロメオは 物思いに沈みこんで
5.第2部 ロメオひとり(オーケストラ)
6.第2部 哀しみ(オーケストラ)
7.第2部 遠くから聞こえてくる音楽の集いと舞踏会のさざめき
8.第2部 キャピュレット家の饗宴(オーケストラ)
9.第2部 静かに晴れた夜(オーケストラ&合唱)
10.第2部 愛の情景(オーケストラ)
11.第2部 マブの女王または夢の妖精(スケルツォ)(オーケストラ)
1.劇的交響曲「ロメオとジュリエット」Op.17 第1部 序奏 喧嘩;騒動;公爵の仲裁(オーケストラ)
2.プロローグ 眠っていた古いにくしみが(合唱)
3第1部 プロローグ 忘れようがない はじめての熱狂よ!
4.第1部 プロローグ まもなくロメオは 物思いに沈みこんで
5.第2部 ロメオひとり(オーケストラ)
6.第2部 哀しみ(オーケストラ)
7.第2部 遠くから聞こえてくる音楽の集いと舞踏会のさざめき
8.第2部 キャピュレット家の饗宴(オーケストラ)
9.第2部 静かに晴れた夜(オーケストラ&合唱)
10.第2部 愛の情景(オーケストラ)
11.第2部 マブの女王または夢の妖精(スケルツォ)(オーケストラ)
DISC2
1.第3部 ジュリエットの葬送(オーケストラ)
2.第3部 キャピュレット家墓所のロメオ(オーケストラ)
3.第3部 祈り
4.第3部 ジュリエットの目覚め
5.第3部 愛しあう二人の死
6.終曲 なんだと!ロメオが戻った!(合唱)
7.終曲 わたしが不思議をといて進ぜよう(叙唱)
8.終曲 かわいそうな御子たちを悼んでわたしは泣く(エール)
9.終曲 ではお誓いなさい、神聖な御印にかけて(誓い)
1.第3部 ジュリエットの葬送(オーケストラ)
2.第3部 キャピュレット家墓所のロメオ(オーケストラ)
3.第3部 祈り
4.第3部 ジュリエットの目覚め
5.第3部 愛しあう二人の死
6.終曲 なんだと!ロメオが戻った!(合唱)
7.終曲 わたしが不思議をといて進ぜよう(叙唱)
8.終曲 かわいそうな御子たちを悼んでわたしは泣く(エール)
9.終曲 ではお誓いなさい、神聖な御印にかけて(誓い)