yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

キム・カシュカシャン『川よ~ヴィオラのための現代作品集』(2009)。中近東の音楽がもつ魂を揺さぶるメリスマが、祈りと嘆きをいや増す。

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Betty Olivero * Neharót Neharót (1/2)

              

最近ことばが紡ぎだせない。なんだか落ち着かない精神状態のせいかもしれない。ジャーナリズム、メディアの極論、愚論、不見識(べつに私だけが正しいとも、見識あるとも思ってはいませんが)のごた混ぜ躁状態が気分を不安定にさせる。最近はテレビ(ふだんでも、ニュースとスポーツ中継以外ほとんど観ないのだけれど)もあまり観なくなってしまった。


イメージ 2さて、いつもの如くネット図書館で借り受けたアルバム鑑賞。アルメニア系米国人のビオラの名手、キム・カシュカシャン(Kim Kashkashian, 1952 - )の『川よ~ヴィオラのための現代作品集』(2009)。

中近東の音楽がもつ魂を揺さぶるメリスマが、祈りと嘆きをいや増す。旋律性とアンビエント、ミニマル。それら親しみやすい要素をもったネオロマンティシズムの現代音楽。






『川よ~ヴィオラのための現代作品集』(2009)
Neharót Neharót

1. ベティ・オリベロBetty Olivero: 川よ、川よNeharót Neharót for viola, accordion, percussion, two string ensembles and tape

2. ティグラン・マンスリアンTigran Mansurian: 主を弔う歌Tagh of the Funeral of the Lord for viola and percussion
3. コミタスKomitas: オロールOror for piano

4. Mansurian: 3つのアリア~アララト山をのぞむ窓からThree Arias - Sung Out the Window Facing Mount Ararat I. Andante ma non troppo
5. Mansurian: Three Arias - Sung Out the Window Facing Mount Ararat II. Tranquillo, poco libero
6. Mansurian: Three Arias - Sung Out the Window Facing Mount Ararat III. Lento, ma non troppo
7. Eitan Steinberg: ラヴァ・デラヴィン(最大の恵)Rava Deravin for viola and string quartet




Betty Olivero * Neharót Neharót (2/2)