ハイドン『アンダンテと変奏曲/ピアノ・ソナタ第49番/ベートーヴェン;同第3番』。ヴェデルニコフで聴く。たまたまだけれど。
ヴェデルニコフ?ふ~ん何者。ネット図書館で借り受けたアルバム。「ヴェデルニコフの芸術(15)」とある。シリーズものの一枚のようだ。そんな偉大なピアニストがいたの?。もっとも、ハイドンのピアノソナタを聴こうと検索していて、予約者の重複がなく、すぐに借受できるということで手にしたにすぎないのだけれど。ネット通販のレヴューを見て意外だった。以下、斯くあったのだった。≪ヴェデルニコフ Anatoly Ivanovich Vedernikov、1920-1993)のこのシリーズは事件だった。この人の演奏を聴くと、メディアが天才だの巨匠だのと呼んでいる有名ピアニストの演奏が、あざとく、手垢の付いた“芸”のように聴こえるようになる。これほど演奏が自然に作品と一体化している例はちょっとない。≫のだそうだ。ほんとかよ!?・・・。名物もんにうまいものなし・・・。音源が拙く古臭いのかと思いきや「(1)65.(2)79.(3)81」と記されており???そんなに旧くもない。どうしたものか。このキンキンした情緒のないピアノは?録音技術の拙さなのか?。はたして、この芸術家は音楽を愛しているのだろうか・・・。よくわかりません。もっと良質のレコーディング音源で鑑賞すれば違った印象をもつのかも知れないが。こりゃァ、ベートーヴェン弾きのハイドンじゃないのといった印象をまずもった。べつにいろいろ解釈演奏があっていいのだろうけれど。精神性を取っ払ったベートーヴェンがハイドンなのか?わたしには縁のないピアニストのようだ。ま、1枚聴いただけで言うべきことではないのかもしれないが。