yuki-midorinomoriの日記

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ラファウ・ブレハッチ 『英雄ポロネーズ~ピアノ・リサイタル』 。シマノフスキはよかった。

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Szymanowski - Variations in B-moll op. 3 [1/2]:by Blechacz

              

きのうのヴォロドスに引きつづいてピアノのアルバム。これもネット図書館で借り受けたものだけれど、意に沿うアルバムではなく・・・。

ヴォロドスもそうだったけれど、きょうのラファウ・ブレハッチ(Rafał Blechacz, 1985 - )もFM放送から流れていたのをたまたま聴いて印象に残ったピアニストだった。
その放送は以下だった。


【「ピアノ・ソナタ ニ長調 K.311」   モーツァルト作曲
                      (15分17秒)
               (ピアノ)ラファウ・ブレハッチ
   <DEUTSCHE GRAMMOPHON       
                    UCCG-1425>】


ということで、これを聴くべしだったのだけれど、所蔵されておらず、きのうにひきつづき次善の借受アルバムとなった。WIKIによると、この若きポーランドのピアニストは、≪2005年の第15回ショパン国際ピアノコンクール優勝者≫のよし。そのことだけでもその力量、才能のほどは察せられようというものなのでしょう。それにしても、ショパンと同じポーランドを出自とするとはいえ、貼り付け動画検索のためYOUTUBEを覗いても、ほとんどがショパン演奏のものばかり。これはどうしたものなのだろう。少しいやな感じ。もっとも、私が、きのうのフランツ・リストと同じくショパンもあまり好のんで聴く作曲家ではないということからきているのかもしれないが。それもあるけれど、ポーランドつながり以上になにか商業上のことでもあるのかしらと云いたくなる。ショパンなんざ、あまり聴きたくないのだけれど(グールドのことばを引くまでもなく「感情過多」)。・・・ときには好いけれど。

ところで、このラファウ・ブレハッチの練習用の自宅のピアノはアップライトであったそうで。でありながら圧倒的な成績でショパンピアノコンクールを優勝。質実のエピソードではあります。けれど音色は地味というわけではありません。ドシロウトが技量ウンヌンなどおこがましいのでひかえます。

初めて聴いたということもあるけれど、シマノフスキ(Karol Maciej Szymanowski, 1882 - 1937)の「主題と変奏曲変ロ短調op.3」がとりわけ好かった。





ラファウ・ブレハッチ英雄ポロネーズ~ピアノ・リサイタル』

1. ピアノ・ソナタ第2番ト短調op.22(シューマン)
2. 3つの演奏会用練習曲(リスト)
3. ベルガマスク組曲(ドビュッシー)
4. 主題と変奏曲変ロ短調op.3(シマノフスキ)
5. ポロネーズ第6番変イ長調op.53「英雄」(ショパン)




Szymanowski - Variations in B-moll op. 3 [2/2] :by Blechacz