yuki-midorinomoriの日記

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ウィリアム・ウォルトン『交響曲第1番、オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」』。背筋のピンと伸びた精神の勁さが響きわたる、毅然とした不屈の父性の響き。アングロサクソン、大英帝国とことばが口をついて出てくる

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Willam Walton - Symphony No. 1, Mvt. 1

                

たまたま聞き流しのラジオから聴こえてきたシンフォニーのなんと力強く迫力のある作品だろうと印象したのを、あとでネット検索してみたら

【「交響曲 第2番」              ウォルトン作曲
                      (27分01秒)
              (管弦楽クリーヴランド管弦楽団
                   (指揮)ジョージ・セル
    <SONY CLASSICAL SRCR 2559>】

とあった。ウォルトン(Sir William Turner Walton , 1902 - 1983)ってこんなにダイナミックで、勁さをもったオーケストレーションを造形していたのか・・・と、さっそくネット図書館で所蔵をしらべてみたけれど、放送されていた「交響曲 第2番」の入っているアルバムはなく、今日投稿した「交響曲第1番」のものしかなかったので、次善として借り受けた。イメージ 2それには「オラトリオ:ベルシャザールの饗宴」が併録されている。聴いてビックリ、この作品にも驚いた。なんという弩迫力なオラトリオ、合唱作品であることか。この、背筋のピンと伸びた精神の勁さが響きわたる、毅然とした不屈の父性の響き。アングロサクソン大英帝国とことばが口をついて出てくる。




ウィリアム・ウォルトン交響曲第1番、オラトリオ「ベルシャザールの饗宴BELSHAZZAR'S FEAST」』

1. ウィリアム・ウォルトン交響曲第1番 第1楽章 アレグロ・アッサイ
SYMPHONY NO.1 IN B FLAT MINOR 1ST MOV. ALLEGRO ASSAI
2. 第2楽章 プレスト,コン・マリツィア
2ND MOV. PRESTO,CON MALIZIA
3. 第3楽章 アンダンテ・コン・マリンコニア
3RD MOV. ANDANTE CON MALINCONIA
4. 第4楽章 アエストーソ~ブリオーソ・エダルデンテメンテ~ヴィヴァーチッシモ~マエストーソ
4TH MOV. MAESTOSO-BRIOSO ED ARDENTEMENTE-VIVACISSIMO-MAESTOSO
5. ウィリアム・ウォルトン:オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」 イザヤはかく語りき(マエストーソ)
BELSHAZZAR'S FEAST THUS SPAKE ISAIAH
6. バビロンは大いなる都だった(クアージ・レチタティーヴォ
BELSHAZZAR'S FEAST BABYLON WAS A GREAT CITY
7. こうして大いなる都バビロンにおいて(アレグロモルト
BELSHAZZAR'S FEAST THUS IN BABYLON, THE MIGHTY CITY
8. すると酒宴の最中に(クアージ・レチタティーヴォ
BELSHAZZAR'S FEAST AND IN THAT SAME HOUR, AS THEY FEASTED
9. そこでわれらの力なる神にむかって高らかに歌え(レントー~アレグロ・ジョコーソ)
BELSHAZZAR'S FEAST THEN SING ALOUD TO GOD OUR STRENGTH
10. そこでわれらの力なる神にむかって高らかに歌え(アレグロ
BELSHAZZAR'S FEAST THEN SING ALOUD TO GOD OUR STRENGTH




Walton: Belshazzar's Feast - Part 4 (BBC Masterworks)


そこでわれらの力なる神にむかって高らかに歌え:
ヤコブの神にむかって喜びの声をあげよ、
地の王たちが嘆き悲しみ
地の商人たちが
泣きわめいて衣服を引きさいているときに。
彼らはああ悲しいかなと嘆く
大いなる都もひと時のまにその審判が下されたことを

ラッパ手も笛吹きも沈止し、
竪琴ひきも演奏をやめ、
一本のろうそくの光ももはやあたりを照らさない。

そこでわれらの力なる神にむかって高らかに歌え。
ヤコブの神にむかって喜びの声をあげよ、
バビロンの栄華は崩壊したのだから。
ハレルヤ!

(同梱解説書訳より)