フランク『ヴァイオリン・ソナタ/シマノフスキ:神話、他』 。フランス印象派の影響濃厚な時代的清新の響きはする。しかし軽々に影響で済ませる体のものか？
「神話は本来、『なぜ』に答えるものではなく、『どこから』に答えるものである」（ケレーニィ）
ここ最近、よき印象おぼえたポーランドの作曲家 シマノフスキ（Karol Maciej Szymanowski, 1882 - 1937）の投稿がつづいているのだけれど。そのながれで今日もまた、ネット図書館で借り受けたアルバムから「神話 作品３０」ほか。
確かにこれら作品には≪ドイツロマン派およびスクリャービン≫からの影響プラス、フランス印象派の影響濃厚な時代的清新の響きはする。しかし、それは影響などといった言葉で軽々に評して済ますことのできない、真正な音楽精神の叙情が溢れんばかりに奏でられている。
美しき神話としての音楽。「神話の出来事はアルカイ（始原）である・・・」。音楽は繰り返される始原、神話なのだろうか。
シマノフスキ関連投稿記事――
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/63455146.html シマノフスキ『弦楽四重奏曲第１番・第２番/ウエーベルン:弦楽四重奏のための緩徐楽章』。厳しい叙情を奏でるシマノフスキの「弦楽四重奏曲第1番」。歴史が培った音楽感性と堅固な精神・・・。
http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/63437144.html シマノフスキ「仮面劇 作品３４」(1915-16)。シマノフスキねえ～。楽しみが増えました。ドビュッシーにない美学・・・剛さ。
フランク『ヴァイオリン・ソナタ/シマノフスキ:神話、他』
●フランク
1. ヴァイオリン・ソナタ イ長調 (1886) 第1楽章:Allegretto ben moderato
2. ヴァイオリン・ソナタ イ長調 第2楽章:Allegro
3. ヴァイオリン・ソナタ イ長調 第3楽章:Recitativo-Fantasia.Ben moderato-Molto lento-Molto lento e mesto
4. ヴァイオリン・ソナタ イ長調 第4楽章:Allegretto poco mosso
1. ヴァイオリン・ソナタ イ長調 (1886) 第1楽章:Allegretto ben moderato
2. ヴァイオリン・ソナタ イ長調 第2楽章:Allegro
3. ヴァイオリン・ソナタ イ長調 第3楽章:Recitativo-Fantasia.Ben moderato-Molto lento-Molto lento e mesto
4. ヴァイオリン・ソナタ イ長調 第4楽章:Allegretto poco mosso
●シマノフスキ
5. 神話 作品30 (1915) 第1曲:アルトゥサの泉
6. 神話 作品30 第2曲:ナルシス
7. 神話 作品30 第3曲:ドリアデスとパン
8. ロクサーナの歌 歌劇≪ロージェ王≫(1924)から
9. クルピエ地方の歌 (1932)ポーランド民謡の旋律による
5. 神話 作品30 (1915) 第1曲:アルトゥサの泉
6. 神話 作品30 第2曲:ナルシス
7. 神話 作品30 第3曲:ドリアデスとパン
8. ロクサーナの歌 歌劇≪ロージェ王≫(1924)から
9. クルピエ地方の歌 (1932)ポーランド民謡の旋律による
Szymanowski-Kochanski-King Roger Op. 46-Chant de Roxane（Isaac Stern: violin-Alexander Zakin: piano-1952）
