yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

『マリヤ・グリンベルクの芸術4』。マボロシの?なんてどうでもいいことで、愛すべき民族的旋律にその魅力をもつリャードフを聴きたかっただけで・・・。

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ポーランド風の主題による変奏曲

               

そもそもが、ロシアの作曲家のリャードフ(Anatoly Konstantinovich Lyadov , 1855 - 1914)の名がネット図書館の所蔵リストにあったので、そのアルバムを借り受けただけで、演奏する女性ピアニストのマリヤ・イズライレヴナ・グリンベルク(Maria Grinberg, 1908 - 1978)なる存在はまったく知らなかった。
『マリヤ・グリンベルクの芸術4』なんて(演奏家)シリーズで出されているくらいだから、知る人は知るなんでしょうか。同梱解説書では気持ち悪いほどの大仰な賛辞で幻の名ピアニストと誉めそやしている。だけど、録音(音質)がね~。したがってほんとかね~?・・・でした。

ロシア革命後、とりわけ教条的なスターリン主義・抑圧時代の芸術家にとって過酷な時代背景ゆえのマボロシであったのだろうか。


    【 時代を、選ぶわけにはいかない。
      人は、時代の中に生き、そして死に行く。(アレクサンドル・クシュネル) 】


いや、そんなこたあどうでもいいことで、作品が聴きたかっただけで。お目当てのリャードフは、つづめれば愛すべき民族的旋律にその魅力をもつ・・・といったらいいのだろうか。






『マリヤ・グリンベルクの芸術4』

●リャードフ Anatory Liadov
1. 練習曲変イ長調op.5
2. 同ホ長調op.12
3. 同ヘ長調op.37
4. 同嬰ハ短調op.40
5. ポーランド風の主題による変奏曲

プロコフィエフ Sergei Prokofiev
6. スケルツォop.12-10

メトネル Nikolai Medtner
7. 2つのおとぎ話op.20
8. 忘れられた調べ~カンツォーナ・セレナータop.38-6
9. 同~ダンツァ・シルヴェストラop.38-7
10. 同~ダンツァ・フィオラータop.40-3
11. 同~ダンツァ・フェスティヴァop.38-3
12. プリマヴェラ(春)op.39-3
13. 同~アラ・レミニセンツァop.38-8
14. ピアノ・ソナタ ト短調op.22

ラフマニノフ Sergei Rachmaninov
15. 幻想的小品 ト短調

クライスラー Fritz Kreisler/ Sergei Rachmaninov
16. 愛の悲しみ(ラフマニノフ編)




Maria Grinberg plays Medtner Sonata in G minor Op.22 (1/2)