yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

世界文化遺産登録認定の富士山。えっ未だだったの?。でも、駿河、清水、美保の松原と言ゃあ文化遺産?!はこれでしょう。

http://www.youtube.com/v/KF3yuMssVas&list=PL1E09E8292C35F9D0


世界文化遺産富士山が認定登録されると先日ニュースになっていました。ん??。フジヤマ、ゲイシャとくりゃニッポンでしょう。えっ未だだったの?。あの悠揚広大な裾野をもってきわだつ山容形姿は数多の画に描かれているように、たしかに魅かれるものがある。乗り物にのっていては、富士山は?と窓越しにその姿をみとめるや必ずと言っていいほど「おお!」との讃嘆が口をつく。斯く経験おありのことでしよう。

イメージ 2ところでこの富士山といえば静岡。一般的には・・・。山梨側から見る富士は知らないもので。今回の登録から外れたとはいえ歌川 広重(寛政9年(1797) - 安政5年(1858))で知られた美保の松原より駿河湾を挟んで望む富士山がことのほか景観される。

さて、この地をもって語られるのが、いうまでもなく清水次郎長。この幕末・明治の侠客の人物の多くを語る知識などわたしは皆無にひとしいのだけれど、この次郎長を富士山、駿河、清水、美保の松原などと連想的に浮かび上がらせたのは、わが音楽ブログゆえ浪曲で名だたる【「虎造節」で、戦前から戦後にかけて一世を風靡した。】広沢 虎造(ひろさわ とらぞう、1899 - 1964)の演目「清水次郎長伝」ゆえだった。もっとも斯くいうわたしは、ごく一般的に名調子で親しまれているものしか愉しんでいないのだけれど。

ということで、たまたまネット図書館で借りていた「浪曲さわり集」の投稿となった。


追記――

  雰 し ぐ れ 富 士 を み ぬ 日 ぞ 面 白 き (芭蕉

まさしく日本の<負>の美学ですね。







浪曲さわり集』

1. 佐渡情話/寿々木米若 (モノーラル)
2. 刃傷松の廊下/初代 真山一郎
3. 唄入り観音経(吉五郎地蔵由来)/三門博 (モノーラル)
4. 野狐三次/初代 東家浦太郎 (モノーラル)
5. 南部坂雪の別れ/京極佳津照
6. 岸壁に祈る/二葉百合子
7. 森の石松(石松代参、三十石船)/二代目 広沢虎造 (モノーラル)
8. 忠臣蔵 天野屋利兵衛/初代 春日井梅鶯

ディスク:2
1. 壺坂霊験記/浪花亭綾太郎 (モノーラル)
2. 紀伊國屋文左衛門(朝の船出)/梅中軒鶯童 (モノーラル)
3. 天保水滸伝/二代目 玉川勝太郎 (モノーラル)
4. 灰神楽三太郎/相模太郎(道中日記伊勢の巻)
5. 浅太郎月夜唄/初代 春日井梅鶯(モノーラル)
6. 忠治旅日記(山形屋乗り込み)/二代目 玉川勝太郎(モノーラル)
7. 次郎長伝(本座村為五郎) /二代目 広沢虎造(モノーラル)
8. 一本刀土俵入り/二葉百合子




浪曲、関連記事――


http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62560209.html浪曲さわり集 ベスト』(CD2枚組)。セピア色の名調子にのった、義理と人情、涙の大人の子守唄。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/44831834.html 浪花節浪曲を春日井梅鶯 (かすがいばいおう)の名調子で『赤城の子守唄』を聴く。