yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

≪アートが生業?道楽者っ≫映画監督・北野武。

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芸術家は天才か、変人か?はてその実像は。というわけで、最近作に芸術家を描いて、映画祭にも参加した映画監督こと北野武ビートたけし)へのインタビュー記事が日経夕刊に載っていた。大見出しはこうだ。≪アートが生業?道楽者っ≫だった。この道楽者!というわけだ。最近作≪「アキレスと亀」の主人公の画家・真知寿(まちす)は、芸術という麻薬に侵された悪魔。娘に売春させて、カミさんもひどい目に遭わせる。芸術の怖さは、芸術に携わる者自身がそれに気づかないことなんだ。芸術をやっているだけで、文化的ステータスが高くて全部いいことになってしまう。真知寿も単なる悪いヒモだが、芸術はそれを昇華する威力があり、勘違いもさせる。≫・・・≪、芸術家は尊敬しない。芸術家であること自体に感謝せいと思う。水くみに二十キロ歩く家族にアートなんか関係ない。アートって生活があって初めて成り立つ。先進国で芸術に携わって生きていけるのは幸せに決まっている。この道楽者っ、だな≫。この冷めた目。負い目。いや事実真っ当な芸術観なのだけれど・・・。その通り、さすがペンキ屋のセガレだ。