yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

シューベルト『ピアノ五重奏曲≪マス≫』。疲れ気味のアタマのマッサージと息抜きにはこういう室内楽の名曲は最適のようだ。清冽の若きシューベルトはなおさらに美しくすばらしい。

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F. Schubert: Trout quintet - 4. theme and variations

         

イメージ 2わが町の図書館で借りてきたはいいけれど取り上げるのも憚れるほどの名曲中の名曲、シューベルトの『ピアノ五重奏曲≪マス≫』の登場。返却期限が来ているということもあってのことだけれど。それとなんだか季節が合っていないようでもある。清流に泳ぐ魚、マス(鱒)から来るイメージはやはり春と思われるけれど、今はもう≪静けさだけが永遠である≫秋だ。投稿する時季を失しているとの思いがないでもない。それに加えて、この名曲が≪シューベルトが22歳、まだ若々しく希望と幸福にあふれていた時期の名作≫(WIKI)とあるように、曲自体もそうした印象を感じさせる清々しく≪幸福にあふれ≫た明るい曲調のものだ。たぶん、間違いなくこれは誰しもが抱く印象だろう。だからこそ、永遠の名曲として聴き継がれているのだろう。ま、秋であれば寂寥の趣きこれに優るは無しと思われる≪絶巓なす響きの芳醇、ロマンと悲愁の極み 。熟成の生の薫り高い室内楽。ブラームス『弦楽五重奏曲第二番』と『クラリネット五重奏曲』。≫なんだけれど・・・。もうすでに斯くタイトルして拙ブログに投稿していることもあり、時季を顧みずの名曲鑑賞となった。リヒテルボロディン弦楽四重奏団の演奏のもの。両者素晴らしい演奏だ。ハギレよく、浮き立つ清新の気が押し出されていて泣けるほど気持ち良い。疲れ気味のアタマのマッサージと息抜きにはこういう室内楽の名曲は最適のようだ。清冽の若きシューベルトはなおさらに美しくすばらしい。