yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ポール・ブレイのピアノソロアルバム『HANDS ON』(1995)。インテリジェントでクール、そしてリリカルなところがじつにバランスが取れていてすばらしい。

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paul bley performance

          

イメージ 2今日もまた、先日通勤途上の車中にてラジオで聴いたおり、これは良いとばかりに、もう一度と、図書館のネット予約で借り受けたアルバム。ポール・ブレイPaul Bley (1932-)のピアノソロアルバム『HANDS ON』(1995)を取り上げることにしよう。70年代のフリージャズに耳傾けていたジャズファンには知れた存在であることだろう。ジャズ・コンポーザーズ・オーケストラ・アソシエーション(JCOA)の、ジャズ・オペラ「エスカレーター・オーヴァー・ザ・ヒル Escalator over the Hill」という金ホイールのデザインで目を惹いたBOXセットものとともに想起される女性ジャズ奏者で作曲家にして先の組織設立・主宰者カーラ・ブレイCarla Bley;本名:Carla Bolg, 1938)の最初の旦那だ。こちらの方が通りが良い。(別れた妻のカーラ・ブレイは日本語WIKI記事があるけれど、もと旦那のポール・ブレイには日本語WIKI記事が無い。)ラジオ放送で実に久しぶりに彼のピアノ≪「ジーザス・マリア」(ジミー・ジュフリー・スリー)≫を耳にし、ウーン、これは良いと感じ入ったのだった。いつも面白く、かつ勉強させてもらっているネット・ページで≪それにしては作品の出来不出来が激しく、・・・≫との評価コメントがあるのだけれど、多くを聴いておられるのでたぶんそうなのでしょう。が、インテリジェントでクール、そして簡潔でリリカルなところがじつにバランスが取れていてすばらしい。今まで何が不満で遠ざけていたのだろう。ご機嫌取り(人気取り)の安易に流されないピアニズムが程よくすばらしいのだ。泥臭くもなくバタ臭くもなく・・・。だがピアノは一流好い味です。



Paul Bley solo HANDS ON』(1995)

1.Remembering
2.Points
3.Ram Dance
4.Three Fifth
5.Hands On
6.If-
7.Cowhand