yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ヨハネス・ブラームス『交響曲第4番ホ短調作品98』。このオーケストレーション!しびれます。

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Brahms Symphony No. 4 in E Minor, Op. 98 - I. Allegro non troppo (Part 1) --- KARAJAN

           

イメージ 2ここ最近精神衛生上甚だよろしくないルーティンワークでストレス堪るばかりだ。今月いっぱいつき合わされると思うだに投げ出したくなる。ブログがではなく、情けないことに仕事をだ。性に合わないとはこのことだ。ぼやいても時間が経つばかりで、本題。今日はいつもの如く図書館借受のヨハネス・ブラームスの『交響曲第4番ホ短調作品98』。アマーイ始まりのなんと印象的な曲だろう。それにしても数多いる天才連のなかではめずらしく僅か4曲の交響曲しか残していない。それらがみな揃って名曲というから、やはり3大Bと呼ばれるのもむべなるかなだ。この印象的な出だしは何だか映画音楽として流れているのではと思ったりするのだけれど、・・・第3交響曲の方らしい。WIKIを覗いていたら≪若きリヒャルト・シュトラウスは、初演前日の1885年10月24日に父親への手紙に「間違いなく巨人のような作品です。とてつもない楽想、そして創造力。形式の扱いや長編としての構造は、まさに天才的。」と書いている。≫とあったけれど、また≪当時ワーグナー派で、ブラームス批判の先頭に立っていたフーゴー・ヴォルフは、この交響曲について、ブラームスの創作活動が退歩している現れとし、「無内容、空虚、偽善」などと酷評している。グスタフ・マーラーもこの曲を「空っぽな音の桟敷」と呼んだ。≫というように当初賛否両論激しかったようだ。ある日本の評論家は≪「第2番をかりに早春の交響曲とするならば、第4番は晩秋の交響曲である」≫と評していたそうだ。そうなのかなあ・・・。それにしてもいい曲だ。このオーケストレーション!しびれます。