yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ジョージ・クラム『鯨の声 VOICE OF THE WHALE(Vox Balaenae) 』(1971)ほか。俗界から遠く神秘的雰囲気と古代的玄妙の世界。非合理的でシンボリックな響き。

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Vox Balaenae part 1 of 3, by George Crumb

           

イメージ 2俗界から遠く神秘的雰囲気と古代的玄妙の世界。非合理的でシンボリックな響きの様相に強い志向性をもつ作曲家。音色の特異性に強い関心をもつ作曲家。米国の作曲家にしては、珍しい作風をもつ作曲家といえるだろうか。面白いといえば言えるけれどいま少しの深みをと思わないでもないが・・・。ジョージ・クラム(George Crumb, 1929 - )のアルバム。
鯨の鳴き声を題材に取り上げる感性はこの作曲家の精神のありどころを指し示しているといえるように思える。



収録曲――

『エレキフルート、エレキチェロ、アンプリファイド・ピアノのための「鯨の声 VOICE OF THE WHALE」 Vox Balaenae 』(1971)

『アルト、アルトフルート、バンジョー、エレキチェロ、打楽器のための「4つの衛星の夜」 Night of the Four Moons』 (1969)



ジョージ・クラム関連――投稿記事

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/57215931.html ジョージ・クラム『Music for a Summer Evening (Makrokosmos Ⅲ)』(1974)。象徴主義的で神秘主義的な音色へのこだわり。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/50553988.html わかりやすいイメージに引き摺られ固着してしまうのが惜しいジョージ・クラムの『MAKROKOSMOS,Volume2』(1973)。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/44739690.html 余韻をもちつつ響きが張りつめて立っている、12の星座の音をキラメかすジョージ・クラム(1929年 - )の『MAKROKOSMOS,Volume1』(1972)

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/50764999.html (1)『THE AVANT GARDE STRING QUARTET in the USA』。聴きものです。再発、廉価NAXOS盤にあり。