yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ハワード・ライリー『トロント・コンサート』(1977)。固有のジャズであって何らおかしくもない。インテリジェントにイギリスジャズを突っ切ればイイノダ。すばらしくパッションに満ちた入魂のソロパフォーマン

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イメージ 2イギリスの佐藤允彦といっておこうか。イメージとしては間違ってはいないと思うのだけれど。これほどの実力者なのに動画サイトへのアップロードがない。どうしてなのだろうか。教職にもついているとのことで、その所為なのかも知れないが。はっきりしたことはわからない。ドイツのGlobe Unity Orchestra に対するイギリスのLondon Jazz Composers’Orchestraを創設率いたベイシストであり作曲家のバリー・ガイBarry John Guyと行動をともにしていたピアニストのハワード・ライリー(1943-) John Howard Riley (1943-)の『トロント・コンサートTHE TRONT CONCERT』(1977)が、きょう登場するアルバム。知的に燃えたつピアノソロ で、その風情、先に言ったように我が佐藤允彦である。紹介音源のないのが惜しいと思わせるほどの品格あるインテリジェントなインプロヴァイズドパフォーマンスだ。私としては、変にアメリカンジャズに媚びへつらい靡いていない気風が好きだ。あえて見えすいたブルージーな泥臭さなんぞ要らない。固有のジャズであって何らおかしくもない。インテリジェントにイギリスジャズを突っ切ればイイノダ。すばらしくパッションに満ちた入魂のソロパフォーマンスだ。機会あれば是非耳にしていただきたいピアニストのひとりであり、好アルバムといっておこう。



ハワード・ライリー『The Toronto concert』(1977)
Howard Riley(piano.)

1. Sonority (26.35)
2. Finite elements (22.42)

Recorded on 23 February 1977 at Sylvester's, York University, Toronto.



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