メンデルスゾーン『弦楽四重奏曲第1番&第2番』 。流れるような瑞々しさ、みなぎる精神、のびやかさ。18才と20才の時の作曲。楽聖とのこの懸隔は何か?
「疲れたよ、ひどく疲れた」 38才メンデルスゾーン最期の言葉。
楽聖ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven、1770 - 1827)在世の1809年に生を享けたフェリックス・メンデルスゾーン(Jakob Ludwig Felix Mendelssohn Bartholdy, 1809ハンブルク - 1847)の『弦楽四重奏曲第1番&第2番』を図書館のネット借受しての鑑賞投稿。もちろん、いつもの如く、これもラジオから流れていたのを印象深く聴いての上でのリクエスト。楽聖とそんなに時代がかけ離れているわけでもないのに、この違い。流麗な洗練度と言ったらいいのだろうか。どうして、こうも違うのといいたくなる。作曲年代を見ると
「弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.12」(1829年)
「弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.13」(1827年)
ということから、メンデルスゾーンの18才と20才の時の作曲となる。流れるような瑞々しさ、みなぎる精神、のびやかさ、等々の作品から受ける印象はこういった年齢的背景によるともいえるのだろうけれど、生い立ちからする、俗に謂う≪金持ちけんかせず≫の広量鷹揚さといってしまえば、なんだかつまらないけれど。そうも言ってみたくなる。ほんとうにスマートな美しさをもつ弦楽四重奏だ。作曲技法的な時代的洗練秘法が実質としてあるんだろうけれど、私にはよくわからない。
ところで唐突だけれど、天与の才と財を持って生を享けた、このメンデルスゾーンのような俗塵汚濁から遠い超俗人間には、歴史のシミのような凡俗の濁世人生訓などタワゴトにしかすぎないだろうけれど、ネット検索中こういうのがあったので、備忘録として貼り付けて擱こう。
「弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.13」(1827年)
ところで唐突だけれど、天与の才と財を持って生を享けた、このメンデルスゾーンのような俗塵汚濁から遠い超俗人間には、歴史のシミのような凡俗の濁世人生訓などタワゴトにしかすぎないだろうけれど、ネット検索中こういうのがあったので、備忘録として貼り付けて擱こう。
≪世の中のつもり哲学九訓 ≫
一、あるつもりで無いのが財産。
二、浅いつもりでも深いのが欲。
三、飾るつもりでもはげるのが嘘。
四、隠すつもりでも顕れるのが悪事。
五、多いつもりでも少ないのが分別。
六、高いつもりでも低いのが見識。
七、無いつもりでもあるのが借金。
八、深いつもりでも浅いのが知恵。
九、儲かるつもりでも損をするのが商売。
一、あるつもりで無いのが財産。
二、浅いつもりでも深いのが欲。
三、飾るつもりでもはげるのが嘘。
四、隠すつもりでも顕れるのが悪事。
五、多いつもりでも少ないのが分別。
六、高いつもりでも低いのが見識。
七、無いつもりでもあるのが借金。
八、深いつもりでも浅いのが知恵。
九、儲かるつもりでも損をするのが商売。
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