yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

チャールズ・ウォリネン『Chamber Concerto For Cello And 10 Players』(1963)ほか。米東部エスタブリッシュメント。ツマラナイことはないけれどオモシロくは無い。

イメージ 1

Charles Wuorinen: Chamber Concerto for Flute and Ten Players (1964) Prima parte

            

きょうは、アメリカの現代音楽作曲家チャールズ・ウォリネンCharles Wuorinen, 1938 ニューヨーク - )。ミルトン・バビット Milton Byron Babbitt (born May 10, 1916‐)同様、東部アカデミズムの重要な存在、エスタブリッシュメントなのだろうか。世代的にはだいぶ離れてはいるけれど。ともかく、両者の日本語WIKIと、英語WIKIの情報量の多寡を比べてみれば、その知名度と存在感の違いがはっきりと認識されることだろう。(興味のある方はWIKIを見比べていただきたい)その作品をどのように評価するかはともかくとして、アメリカの作曲界、とりわけケージらの実験派と、アカデミズムの懸隔は甚だしいものがあるようだ。実験派のヨーロッパへのインパクトは音楽史上の出来事ではあるけれど、それに比べ米アカデミズムの動向の大陸への影響如何はどうなのだろう。あまり聴いたことがないというのが本当のところではないだろうか。で、きょうのチャールズ・ウォリネンだけれど、以前すでに一枚投稿している。案の定以下のごとくだった。≪チャールズ・ウォリネン『Time's Encomium』(1968‐69)。何がおもしろくてこのような貧相な電子音楽を発表するのだろう。駄作云々というより認識世界が了解不能なほどに位相がズレている。≫。ま、これほどの辛らつとはいかないけれど、やはり時代の潮流をモロに感じさせる無調音列書法による古典的作品と括れようか。ツマラナイことはないけれどオモシロくは無い。よく出来てはいるのでしょうが・・・。たまたま動画サイトを覗いていて、アルバム収録曲の『Chamber Concerto For Cello And 10 Players』(1963)がアップロードされていたので、取り上げたのだけれど。さて、どうだろうか。




チャールズ・ウォリネンCharles Wuorinen 『Chamber Concerto For Cello And 10 Players(1963) / Ringing Changes, For Percussion Ensemble(1969-70)』(1971)

Tracklist:
A Chamber Concerto For Cello And 10 Players 18:22
B Ringing Changes, For Percussion Ensemble 17:12

Credits:
Cello - Fred Sherry (tracks: A)
Composed By, Conductor - Charles Wuorinen
Ensemble - Group For Contemporary Music, The (tracks: A) , New Jersey Percussion Ensemble, The (tracks: B)