バッハ『管弦楽組曲第２番および第３番』。感嘆とともに音楽の品格まさにここにありと、ひとりごちる。荘重、品格、これ以上に音を必要とするのか？

Johann Sebastian Bach - Orchestral Suite No. 3 D-dur (BWV 1068)　Münchener Bach-Orchester. Karl Richter, Dirigent

　　　　　　　　　　　　

ああ～この品格。荘重。カール・リヒターのバッハ！。きょう手にし針を落としたこのレコード。聴き返すのは１０年ぶり？２０年？３０年ぶり？はたしてどれほどの月日が経っているのだろう。長きに亘る我が音楽鑑賞の懐かしさ引き連れバッハは荘重を奏でる。たまらなく胸は高鳴る。感嘆とともに音楽の品格まさにここにありと、ことばひとりごちる。これ以上に音を必要とするのか？とも思う。これが品格というものでないのか。バッハにはじまりバッハで終わる。たぶん私の遍歴の音楽鑑賞も・・・と、斯く恰好つけて言いたいものだけれど。その遍歴綴る拙い我が音楽ブログの書庫トップも当然ながらバッハである。

≪あまねく世界に神は存在し　あまねく音楽にバッハは存在する≫

この現代の作曲家アルフレット・ガリエヴィチ・シュニトケ(Alfred Garyevich Schnittke、1934 - 1998)のことばをかみしめて。

ある世代以上にとって、このアルヒーフＡＲＣＨＩＶのジャケットデザインにはさまざまな旧懐とともに音楽が蘇ってくることだろう。

ヨハン・セバスチャン・バッハの『管弦楽組曲第２番ロ短調 ＢＷＶ１０６７』および『管弦楽組曲第３番ニ長調 ＢＷＶ１０６８』。

ヨハン・セバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach『Ouvertüren Nr.2 H-moll • Nr.3 D-dur』
(Aurèle Nicolet • Adolf Scherbaum • Münchener Bach-Orchester • Karl Richter)

Tracklist：

Ouvertüre Nr. 2 H-moll, BWV 1067

A1. Ouvertüre 9:16
A2. Rondeau 1:53
A3. Sarabande 3:56
A4. Bourée I/II 2:05
A5. Polonaise 3:26
A6. Menuett 1:25
A7. Badinerie 1:25

Ouvertüre Nr. 3 D-dur, BWV 1068

B1. Ouvertüre 9:00
B2. Air 5:40
B3. Gavotte I/II 4:01
B4. Bourée 1:13
B5. Gigue 2:59

Credits：
Artwork By [Cover Painting] - Gerrit Adriaensz Berckheyde
Composed By - Johann Sebastian Bach
Conductor - Karl Richter
Engineer - W.A. Wettler*
Flute - Aurèle Nicolet (tracks: A1 to A7)
Liner Notes - Gudrun Becker
Orchestra - Münchener Bach-Orchester
Recording Supervisor - Karl-Heinz Schneider
Trumpet - Adolf Scherbaum (tracks: B1 to B5)

Notes：
Recorded 14.-19.6.1960, Herkules-Saal, Munich.

J.S Bach - BWV 1067 - Suite B minor – Sarabande　 Director: Karl Richter