yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

マックス・ブルッフ『ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26、スコットランド幻想曲 作品46』。よく歌ってこそのヴァイオリン協奏曲。極めつけの名曲のひとつ。

イメージ 1

Violin concerto No.1 in G minor-Allegro moderato by Max Bruch:Salvatore Accardo(violin) Leipzig Gewandhaus Orchestra Kurt Masur

           

イメージ 2よく歌ってこそのヴァイオリン協奏曲。古今の名曲すべてそうだ。ヴァイオリンは歌う楽器であればこそであり、あたりまえですが。きょうのマックス・クリスティアン・フリードリヒ・ブルッフ(Max Christian Friedrich Bruch, 1838 - 1920)の『ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26』もそのうちの一つであり、極めつけの名曲だ。≪数あるヴァイオリン協奏曲の中でも最も愛好される作品の一つで、ブルッフの数多ある作品の中でも現在まで最も頻繁に演奏される作品≫(WIKI)というお墨付きだ。そしてカップリングされているもうひとつの『スコットランド幻想曲 作品46』。この曲の正式なタイトルは「スコットランド民謡の旋律を自由に用いた、管弦楽とハープを伴ったヴァイオリンのための幻想曲」("Fantasie für Violine mit Orchester und Harfe unter freier Benützung Schottisher Volksmelodien")なんだそうで、我が日本人にはなぜか親近性感じさせ愛されてきたスコットランド民謡の調べをベースに≪民謡の素朴でどこか懐かしい、そして親しみやすい楽想をふんだんに取り入れ、それに彼独特のややセンチメンタルで甘口の味付けを施すとともに、さらにそこへ、ヴァイオリンの絢爛たるテクニックを持ち込んで、はなはだ聞き映えのする音楽に仕上げた。≫(解説・大木正純)名作だ。このヴァイオリンの歌うロマンティックでセンチメントに今宵は存分に酔うこととしよう。以前から所蔵の棚に並んでいたのだろうけれど気がつかなかった。わが町の図書館からの借受鑑賞。ところで、このブルッフ(1838 - 1920)とブラームスJohannes Brahms, 1833 - 1897)とは音楽活動の期間の差はありはするけれど、ほぼ同世代だ。




マックス・ブルッフ Max Bruch 『ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26、スコットランド幻想曲 作品46』。


Max Bruch : Scottish Fantasy --- IV. Finale : Allegro guerriero:Violinist: Jascha Heifetz