yuki-midorinomoriの日記

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アンソニー・ブラクストン『3 Compositions Of New Jazz』(Delmark Records・1968)。

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Anthony Braxton - Comp. 23 H

           
           投稿音源のものではありません

べつに自慢する気などさらさらないのですが(蒐集所蔵を自慢してもしょうがない)、きょう投稿するアンソニー・ブラクストンAnthony Braxton (1945-)のデビューアルバム、そのオリジナルジャケットはこれです・・・。たぶん。1968年のものです。ねんのためとWIKIを覗いたけれど、英文の詳細な項目記事をもつのにもかかわらず日本語のそれがない。ということは、わが国ではさほどの評価をされていないということなのだろうか。いや、もはや過去の人?。たしかに今まで100以上のアルバムに名を連ね、リリースしているのだけれど、これだ!といったのがあるのだろうかと・・・。お声が掛かったり、あるいは飛び入りセッションなどの数々が記録され出されており、それなりの評価はされていると思うのだが・・・。ワタシ的には、もっとも印象に残っているのは(蒐集を断念したこともあって80年央以降の動向はまったく知らないのだけれど)チックコリアとのコンボの「CIRCLE」だった。以下はその関連投稿記事。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/53809914.html チック・コリアの超短命コンボ<サークル>。「Circle Live in Germany」 (1970)。このインテリジェンス。聴くにつれ良く出来ている。惜しいことだ。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/49863635.html チック・コリア率いる、インテリジェントなコラボレーションの見事さにフリージャズであることを忘れ愉しめる『CIRCLE-Ⅱ GATHERRING』(1971)。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/46851495.html 惜しくもアルバム世に出ると同時に分解した才人揃うインテリジェントフリージャズ。チック・コリアとアンソニーブラックストンらの『サークルcircle paris concert』(1971)

現代音楽に関心があるのか、それへのこだわりは果敢なことと、それなりにオモシロくはあるのだけれど、これが却って不人気をカコツ因となっているのかも・・・と思わないでもないのだけれど。だからなのか、フリージャズではなくニュージャズと称しているのだろうか。名誉のために云っておきますが、けっしてつまらないデビューアルバムではない。B面の、ルロイ・ジェンキンスのヴァイオリンとレオ・スミスのトランペットとのインタープレイは聴かせる。




アンソニー・ブラクストン Anthony Braxton 『3 Compositions Of New Jazz』(Delmark Records・1968)

Tracklist:
1. 840M (Realize) 19:50
2. N/M488/44M/Z 12:50
3. The Bell 10:20
Clarinet [Alto] - Muhal Richard Abrams

Credits:
Piano, Cello - Muhal Richard Abrams
Saxophone [Alto, Soprano], Clarinet, Flute, Bagpipes [Musette], Accordion, Bells, Drums [Snare], Mixed By - Anthony Braxton
Trumpet, Horns [Mellophone], Xylophone, Percussion [Bottles], Kazoo - Leo Smith
Violin, Viola, Harmonica, Drums [Bass], Recorder, Cymbal, Whistle [Slide] - Leroy Jenkins

Notes:
Recorded: Track 1 - 3/27/68; Track 2&3 - 4/10/68