yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

ジョン・チカイ+イレーヌ・シュヴァイツァークァルテット『Willi The Pig : Live At The Willisau Jazz Festival』(1976)。

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せめて女セシル・テイラーとワタシが勝手に認知しているスイスのフリー系ジャズピアニスト、イレーヌ・シュヴァイツァーIrene Schweizer(1941-)の紹介動画音源があれば投稿の甲斐もあるというものなのだけれど。5ヶ月ほどまえにも≪イレーヌ・シュヴァイツアー『Hexensabbat』(1977・FMP 0500)セシル・テイラー山下洋輔などより、現代音楽で開発された奏法を導入、駆使して、よりアグレッシヴだと云っていいかも。≫と投稿している。トータルで7稿すでに投稿している。60年後半から70年代のフリージャズの沸騰せんばかりの盛期に多くのアルバムを出しており、その当時のみだけれど、ほとんどの手に入る限りのアルバムは所蔵している。これはそのうちの一枚なのだけれど、アルバム詳細をネット検索していて、このアルバムが500枚限定でリリースされていることを今日はじめて知った次第だ。競演者のジョン・チカイという人(デンマーク系の黒人ジャズマン)は古くから結構アヴァンギャルドフリーに顔突っ込んでいるのだけれど、冷めたというべきか幾分抑制されたパフォーマンスが馴染めないところがあったのだけれど、このアルバムではジャズフェスティヴァルのライヴということもあってか、いつになく燃えていて良いパフォーマンスになっている。サイドメンとよほどフィットしているのか、こんなに熱いジョン・チカイはあまり記憶にないのだけれど。インテリジェントな熱さと言っておこうか。そんなに多く聴いているわけではないけれど今まで聴いたなかでのジョン・チカイのベストだ。




チカイ Tchicai・シュヴァイツアー Schweizer Group 『Willi The Pig : Live At The Willisau Jazz Festival』(Willisau Live Records・1976)

Tracklist:
1.Willi The Pig, Part 1 24:26
2.Willi The Pig, Part 2 21:58

Credits:
Artwork By [Cover Design] - Niklaus Troxler
Bass - Buschi Niebergall
Drums - Makaya Ntshoko
Piano - Irene Schweizer
Piano, Saxophone [Alto, Soprano] - John Tchicai

Notes:
Edition of 500 copies.

Recorded on August 30, 1975, in concert at the Willisau Jazz Festival in Willisau, Switzerland.



ジョン・チカイ関連投稿記事――

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/58958931.html 『THE NEW YORK CONTEMPORARY 5・CONSEQUENCES』(1963/9~11)。清新で心地よいスピードで突走っているのが小気味いい。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/58841217.html ハン・ベニンク、ミシャ・メンゲルベルク、ジョン・チカイのトリオ『INSTANT COMPOSERS POOL・ICP002』(1968)。後姿の背を向けた冷めたジャズパフォーマンスの捉えどころの無さ。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/49407733.html 「ICP(Instant Composers Pool)」005(1970)。ハッタリとメリハリに伏し目がちなミシャ・メンゲルベルグ


New York Art Quartet / Amiri Baraka - Black Dada Nihilismus