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ショスタコーヴィチ『チェロ協奏曲第1番、チェロ・ソナタop.40』。

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Shafran & Shostakovich play Shostakovich Cello Sonata 1mov op.40

           
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中・高時代、はじまってまもなくのFM放送から流れてくるショスタコーヴィチ交響曲第5番にはいたく感激した記憶がある。その前進的力強さ、高揚感に。だが長じてだんだんつまらなくなってきたのだった。お決まりの「政治・イデオロギーと音楽」(社会主義芸術)だった。それもあるけれど、様式の統一感のなさ。とってつけたような展開形式に嫌になったのだろう。アッチフラフラコッチフラフラ(サッカーの無回転ブレ球は効果絶大だけれど)のダラダラ感が拭えなかったのだ。凡百の耳にはその意図届かないようだ。で、きょうのショスタコーヴィチ『チェロ協奏曲第1番、チェロ・ソナタop.40』。このアルバムも、先日に引き続いてのわが町の図書館で新しく所蔵されたものだけれど、メインは「チェロ協奏曲第1番」で、昔でいうレコードB面が「チェロ・ソナタop.40」なのだろうか。しかし、ワタシの好み(加齢と共に室内楽へ好みが傾斜していることもあって)からすればダントツにこちらの方だ。27才の時の作品のよし。しなやかで伸びやかな感性が発揮された美しい作品。本領は、交響曲よりもこうした作品(室内楽)にあるのだろうと思わせる。





ショスタコーヴィチ『チェロ協奏曲第1番、チェロ・ソナタop.40』。

1. チェロ協奏曲第1番変ホ長調op.107
2. チェロ・ソナタ ニ短調op.40


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Han-Na Chang - Shostakovich 1st Cello Concerto (part 2)