yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

マイケル・ティペット『管弦楽作品集』。まさしく、ホルスト、ヴォーン・ウイリアムズの流れを汲む美しく流麗なオーケストレーションにはやはり聴き惚れます。

イメージ 1

Michael Tippett: Fantasia Concertante on a Theme of Corelli (1953) Prima parte

           

イメージ 2戦中戦後のイギリス代表する作曲家といえばエドワード・ベンジャミン・ブリテン OM, CH(Edward Benjamin Britten OM, CH, 1913 - 1976)なのでしょう。だが、もうひとり気になる存在がいた。それは、きょう投稿するマイケル・ティペット(Sir Michael Kemp Tippett、1905 - 1998)。ブリテンよりは8年前に呱々の声上げ、ブリテンよりは22年も余計に?作曲活動の場を授けられた長命の作曲家だ。このせいなのだ、てっきり、マイケル・ティペットの方が戦後のイギリスの現代音楽の保守的トレンドを代表する作曲家と思い込まされていた。差し引き30年も多く生きながらえていたのだ。長生きも芸のうちなんぞと俗な言い回しは失礼な事なのだろう。たぶん今までにもFM放送などで聴いてはいるのだろうけれど、保守的に過ぎるゆえか印象に残っていなかったのだろう。今回、勉強!の意味でネット図書館に所蔵のマイケル・ティペット『作品集』を借り受け鑑賞した。親しみあるどこか懐かしいメロディーが豊麗なオーケストレーションで歌い上げられる。さすが、名を残すだけのことはあります。まさしく、ホルスト、ヴォーン・ウイリアムズの流れを汲む美しく流麗なオーケストレーションにはやはり聴き惚れます。




マイケル・ティペット Michael Tippett 『管弦楽作品集』

(1) 2つの弦楽オーケストラのための協奏曲Concerto for Double String Orchestra
(2) コレルリの主題による協奏的幻想曲Fantasia Concertante on a Theme of Corelli
(3) 歌劇「真夏の結婚」からの典礼の踊りRitual Dances from“The Midsummer Marriage”