ブラームス 『交響曲全集』。ブラームス世界の達成、結節点は「第3交響曲」にあったのだと了解。
Brahms - Symphony No.3 - Poco Allegretto
【「何という作品、何という詩心、全体を貫くハーモニーの気分、すべての楽章は一気に創られたように継ぎ目なく、胸うたれる作品、どの楽章にも歓喜が溢れる。」】(CD解説・ニコラウス・アーノンクールとの対話より)
とクララ・シューマンが、ブラームス(Johannes Brahms, 1833 - 1897)の第3交響曲(1883)に感極まり、最大級の賛辞を贈っているのだそうだ。また、【この初演を聴いた批評家でブラームスの友人エドゥアルト・ハンスリックは、第1交響曲、第2交響曲と比べても「芸術的に完璧な作品として心を打つ。」と絶賛している。】(WIKI)よし。これら音楽史上の偉人のことばを借りるまでもなく、第1と第2の、その2作品と第3交響曲の差(脱ベートーヴェン様式?)はそのオーケストレーションの豊麗さにおいて歴然としている。ドシロウトでも感受できるものだ。ロマン派の豊かな響きだ。今回ネット図書館にてブラームスの4つの交響曲を通して聴く機会を得て、やはり結節点は「第3交響曲」にあったのだと私は了解した。あとの細々したこと等はプロの評論家のブラームス論などを紐解いて課題としよう。
収録曲
1. ヨハネス・ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲変ロ長調op.56a(VARIATIONS ON A THEME BY JOSEPH HAYDN IN B FLAT MAJOR OP.56A)
1. ヨハネス・ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲変ロ長調op.56a(VARIATIONS ON A THEME BY JOSEPH HAYDN IN B FLAT MAJOR OP.56A)
4. ヨハネス・ブラームス:悲劇的序曲ニ短調op.81(TRAGIC OVERTURE IN D MINOR OP.81)
5. ヨハネス・ブラームス:大学祝典序曲ハ短調op.80(ACADEMIC FESTIVAL OVERTURE IN C MINOR OP.80)
6. ヨハネス・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調op.90(SYMPHONY NO.3 IN F MAJOR OP.90)
5. ヨハネス・ブラームス:大学祝典序曲ハ短調op.80(ACADEMIC FESTIVAL OVERTURE IN C MINOR OP.80)
6. ヨハネス・ブラームス:交響曲第3番ヘ長調op.90(SYMPHONY NO.3 IN F MAJOR OP.90)