ウィレム・ブロイカー & レオ・キュイパース 『...SUPERSTARS』（1978）。レオ・キュイパースのピアノと、やりたい放題のハチャメチャのブロイカー。過激なアヴァンギャルド・パロディー

およそ半年前に≪レオ・キュイパース『Zeeland Suite』（BV HAAST Records・1978）]。レオ・キュイパースのピアノとウィレム・ブロイカーのサックスのインタープレイは感心するほどの出来だ。≫と投稿した。ほとんど印象は変わらないのだが、今日取り上げるアルバムは、それと同年の１９７８にライヴ収録されたデュオアルバム。もう既にこの頃から、社会主義リアリズム芸術？にイカレテか、しょうもない大衆（啓蒙）路線を音楽展開していたと思われるけれど、そこに見られるクソ真面目なあほらしさが無いだけ救われる。ほとばしるおふざけ破壊衝動、この過激なアヴァンギャルド・パロディーこそウィレム・ブロイカーなのだけれど。ところで、このウィレム・ブロイカーWillem Breuker (4 November 1944, Amsterdam – 23 July 2010)が、つい先月鬼籍に入っていたことを、この記事投稿のためのＷＩＫＩ検索ではじめて知った。残念な事だ。彼主宰する＜Willem Breuker Kollektief＞をわたしは断じて！認めるわけにいかないのだけれど・・・。しかしこのアルバムのようなデュオパフォーマンスを聴くと、まことにその才惜しい。わたしには踏み間違ったとしか思えないのだが。レオ・キュイパースのピアノと、やりたい放題のハチャメチャのウィレム・ブロイカー。これこそがこのミュージシャンの本領だっただろうといい募っておこう。
きょうも残念ながら動画音源なし。
紹介の甲斐ない屁みたなしょうも無い記事（いつもと変わらないですが）でわたしもオモロナイ・・・。

ウィレム・ブロイカー Willem Breuker & レオ・キュイパース Leo Cuypers 『...SUPERSTARS』（1978）

Tracklist:
A1. A) Ostermusik B) Ezellied 10:04

Composed By - Leo Cuypers , Willem Breuker

A2. Taibe 3:09

Composed By - Willem Breuker

A3. Die Beiden Brauchen 3:57

Composed By - Leo Cuypers , Willem Breuker

A4. Deitour / Umweg 6:00

Composed By - Willem Breuker

B1. There's No Business And So On 5:07

Composed By - Leo Cuypers , Willem Breuker

B2. The House 3:22

Composed By - Leo Cuypers

B3. Hey Hey, I Love You Hey Hey, What Do You Say 7:52

Composed By - Willem Breuker

B4. Komm' Mal Klar Kleine Zigarr 3:02

Composed By - Willem Breuker

B5. Kirk 2:39

Composed By - Leo Cuypers

Credits:
Artwork By [Design] - Dagmar Gebers , Jost Gebers
Piano - Leo Cuypers
Producer - Jost Gebers
Saxophone [Alto, Soprano, Tenor], Clarinet [B-flat, E-flat, Bass], Recorder - Willem Breuker

Notes:
Recorded live during the "10th workshop freie Musik" Berlin, Academy of Arts, March 26th + 27th.