yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

リヒャルト・シュトラウス『管弦楽作品集』 。20代半ばの「死と浄化」と、晩年81才の時の作品「メタモルフォーゼン」・・・。何でこんなに素晴らしいオーケストレーションで音がなるの?同じつぶやきの繰り返し

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Richard Strauss - Death and Transfiguration - Victor de Sabata (1/2)

              


「彼はとにもかくにも二十世紀の真の巨人の一人です。しかしその様式の成長は、シェーンベルクを夢中にさせた過ぎゆく年月との競争なんかにまったくこだわらず、歴史的には退行としか言いようのない方向をとりました。」(グレン・グールド)

「・・・専門家がリヒャルト・シュトラウスのような人間のことを救いようもないほど時代後れだという判断をしたからといって、生涯の大半を前衛の先頭に立っていたシェーンベルクのような人間よりシュトラウスがかならずしも劣っていると思いません」(グレン・グールド

きょうは、昨日に引きつづきネット図書館で借りたリヒャルト・シュトラウスの『管弦楽作品集』。何でこんなに素晴らしいオーケストレーションで音がなるの?と思う。斯くアホみたいなつぶやきの繰り返しだ。本当にスゴイですリヒャルト・シュトラウスは・・・。聴くたびに思う。


【「小さな貧しい部屋の中で、病人は死との戦いに疲れ果て眠っている。柱時計が不気味に時を刻み、死が近いことを予感させる。病人は子供のとき夢を見るかのように力なくほほえむ。死は容赦なく襲いかかり、病人を揺り起こし、再び恐ろしい戦いが始まる。しかしこの戦いの勝利は決せられず、静寂が来る。病人は彼の生涯のことを順を追って思い起こす。無邪気な幼い頃の日々。力の鍛錬に終始する少年時代。自己の理想を実現するための闘争。心から憧れた全てのものを彼は死の床にもまた求め続ける。ついに死は最後の宣告を下し、死の一撃が響き、肉体を引き裂く。しかし死の恐怖は安らぎへと変わり、天界から彼の求めた世界の浄化(変容)が美しい余韻と共に響いて閉じられる。」(交響詩《死と浄化》総譜の冒頭文・WIKIより)】



20代半ばの前者「死と浄化」と、晩年81才の時の作品「メタモルフォーゼン」・・・。

マーラーよりリヒャルト・シュトラウスを高く評価する。特にメタモルフォーゼン「史上最高の傑作」≫とはグレン・グールドのことば。




1. 交響詩ドン・ファン》 ニコラウス・レーナウによる交響詩 作品20
2. 交響詩《死と浄化》 作品24
3. 7つのヴェールの踊り -楽劇《サロメ》から
4. 楽劇《ばらの騎士組曲 CON MOTO AGITATO
5. 楽劇《ばらの騎士組曲 TEMPO DI VALSE, ASSAI COMODO DA PRIMO
6. 楽劇《ばらの騎士組曲 MODERATO MOLTO SOSTENUTO
7. 楽劇《ばらの騎士組曲 QUICK WALTZ: MOLTO CON MOTO




Richard Strauss: Rosenkavalier-Suite 1/3