エリック・ドルフィー 『Eric Dolphy In Europe Vol.1』(1961)。ヨーロッパへ行くとジャズマンは芸術家となるらしい。
「器楽演奏に、人間の声のようなものをとり入れる場合、気をつけねばならないことがある。それは、暖かい人間性と、人間的な感情を、一緒にとり入れなければ意味がない、ということだ。談話ですむことなら、楽器に移すよりも、口でしゃべった方がよい。口でしゃべる以上のことをいおうとするから、私は楽器を使うのである」(エリック・ドルフィー)
たまにはレコードをと、手元にたまたまあったのが『Eric Dolphy In Europe Vol.1』。「Recorded In Copenhagen September 8, 1961」とある。およそ半世紀50年前のパフォーマンスドキュメント。ヨーロッパへ行くとジャズマンは芸術家となるらしい。そうした風情のジャズが収められたアルバムだ。B2の「Oleo」以外は。ところで、エリック・ドルフィーを前回投稿したのはほぼ1年前だった。かの熱きファイヴ・スポットもの。投稿タイトルは≪エリック・ドルフィー『At The Five Spot Volume 2』(1961)。アグレッシヴなこの熱気。ライヴの臨場感。芸術に成り上がる前の良きジャズ時代の名盤中の名盤。≫ だった。
「芸術に成り上がる」(ドルフィーが、ではなくジャズが・・・)とはいささか極端に過ぎるかもしれないが・・・。成熟したというべきなのか、格調あるというべきなのか・・・。ちょっぴり退屈な大人しい生真面目なジャズではありますデス。
「芸術に成り上がる」(ドルフィーが、ではなくジャズが・・・)とはいささか極端に過ぎるかもしれないが・・・。成熟したというべきなのか、格調あるというべきなのか・・・。ちょっぴり退屈な大人しい生真面目なジャズではありますデス。
Tracklist:
A1. Hi Fly
A2. Glad To Be Unhappy
B1. God Bless The Child
B2. Oleo
A1. Hi Fly
A2. Glad To Be Unhappy
B1. God Bless The Child
B2. Oleo
Credits:
Bass - Chuck Isreals (tracks: A1)
Drums - Jorn Elniff (tracks: A2, B2)
Flute, Bass Clarinet - Eric Dolphy
Piano - Bent Axen (tracks: A2, B2)
Remastered By - Phil De Lancie
Bass - Chuck Isreals (tracks: A1)
Drums - Jorn Elniff (tracks: A2, B2)
Flute, Bass Clarinet - Eric Dolphy
Piano - Bent Axen (tracks: A2, B2)
Remastered By - Phil De Lancie
Notes:
Recorded In Copenhagen September 8, 1961.
Recorded In Copenhagen September 8, 1961.