モーツァルト『ピアノ・ソナタ全集』（CD７枚組）。実直、硬いクラウディオ・アラウと軽快颯爽の歯切れのいい、刷り込みのグレン・グールドのモーツァルト。

Claudio Arrau - Mozart Sonata K.545 1 mov

　　　　　　　　　　　　　　　

この拙いわがブログに、よくクラウディオ・アラウ（Claudio Arrau León 1903 - 1991）のＣＤアルバムが投稿されているのだけれど、これは、好みウンヌンとかでなく、たんにわが町の図書館になぜか数多く所蔵されている(寄贈品なのだろうか)といっためぐり合わせにしか過ぎないのだけれど。で、こちとらも大型連休とはいかないがカレンダーどおりの休みということもあり、そのクラウディオ・アラウ盤で、まとめてモーツアルトのピアノソナタを鑑賞しようと借りてきた。ＣＤ７枚。まだ全部を聴いていないのだけれど、手持ちこれしかないので、ささやかに過ぎる印象の投稿となった次第。
モーツアルトってこんなにまじめで重ったるいのかなあ・・・もっと軽めがふさわしくない？というのも、バッハと同じく、モーツァルトも、私の鑑賞歴の中でグレン・グールドのパフォーマンスが、あまりにも大きくわが胸に刷り込まれ固着してしまっているのだ。難儀というべきなのか。やけにまじめなモーツァルトなのだ。どちらが本来で、・・・らしくふさわしいとかは一概に言えないと思うのだが。それにしても違いますね～。せわしないといわれればそうなんだけれど、軽快颯爽の歯切れのいいグールドが胸深く刷り込まれているもので・・・。

MOZART piano sonata no.15 GLENN GOULD

モーツァルト The complete piano sonatas / Wolfgang Amadeus Mozart 『ピアノ・ソナタ全集』
演奏：クラウディオ・アラウ

disc 1: Sonata in C, K. 279 (189d) = ピアノ・ソナタ第1番ハ長調K.279
Sonata in F, K. 280 (189e) = ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調K.280
Sonata in B flat, K. 281 (189f) = ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調K.281
Rondo in D, K. 485 = ロンド ニ長調K.485

disc 2: Sonata in E flat, K. 282 (189g) = ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調K.282
Sonata in G, K. 283 (189h) = ピアノ・ソナタ第5番ト長調K.283
Sonata in D, K. 284 (205h) : 《Durnitz》 = ピアノ・ソナタ第6番ニ長調K.284

disc 3: Sonata in C, K. 309 (284b) = ピアノ・ソナタ第7番ハ長調K.309
Sonata in A minor, K. 310 (300d) = ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310
Sonata in D, K. 311 (284c) = ピアノ・ソナタ第9番ニ長調K.311

disc 4: Sonata in C, K. 330 (300h) = ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330
Sonata in A, K. 331 (300i) = ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331
Adagio in B minor, K. 540 = アダージョ ロ短調K.540

disc 5: Sonata in F, K. 332 (300k) = ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332
Sonata in B flat, K. 333 (315c) = ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333

disc 6: Sonata in C, K. 545 : 《fur Anfanger》 = ピアノ・ソナタ第15番ハ長調K.545
Sonata in B flat, K. 570 = ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570
Sonata in F, K. 533 & 494 = ピアノ・ソナタ第18番ヘ長調K.533&494

disc 7: Sonata in D, K. 576 = ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576
Fantasy in C minor, K. 475 = 幻想曲ハ短調K.475
Sonata in C minor, K. 457 = ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457
Fantasy in D minor, K. 397 (385g) = 幻想曲ニ短調K.397
Rondo in A minor, K. 511 = ロンド イ短調K.511