yuki-midorinomoriの日記

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バッハ『フーガの技法』《グレン・グールド・エディション41》。聴いているうちに胸が熱くなる・・・。バッハの音楽精神にか?演奏を超えたグールドにか?

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Johann Sebastian Bach Kunst der Fuge Bwv 1080 contrapunctus n° 6 e n° 9:Glenn Gould Organ

               

グールドのオルガン!。それも≪対位法的芸術の極みをなす最晩年の傑作である≫と評されているバッハ「フーガの技法BWV1080」のオルガンパフォーマンス。天上性を排したとでも言った風情のグールドのオルガン・・・。やはりちがう。こんなアルバムがあったのですね。知らぬは私ばかりなのでしょう。そして、ピアノでのそれが、抜粋でだけれど同時に収録されている。今まで気づかなかったのでしょう、ネット図書館の検索で目にし借り受けた。


【平穏さと敬虔さ。・・・鮮やかな色彩を避け、代わりに薄い灰色が無限に続く。私は灰色が好きだ。シュヴァイツアーがいいことを言っている。“静寂で厳粛な世界、荒涼とした色も光も動きもない世界”と】(同梱解説より、グールドのことば)

「あらゆる音楽の中でこれほど美しい音楽はない」(同)

聴いているうちに胸が熱くなる・・・。バッハの音楽精神、構造フーガにか?演奏を超えたグールドにか?グールドのバッハ。やはりバッハいい。





バッハ『フーガの技法ニ短調BWV1080』関連投稿記事――

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62757887.html J.S.バッハフーガの技法The Art Of Fugue BWV1080』。まさに構造フーガが魅せる目くるめく生成する豊穣壮麗な音楽の世界の現前荘厳はことばを奪う。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/52964099.html 高橋悠治『フーガの[電子]技法』(1975)。何かを発見することとしての音楽実践。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/49756709.html 没後180年目に初演された、最晩年未完のヨハン・セバスチャン・バッハフーガの技法ニ短調BWV1080』。





バッハ『フーガの技法』《グレン・グールド・エディション41》
J.S.BACH:THE ART OF FUGUE

フーガの技法BWV1080(抜粋)
1-9. コントラプンクトゥス第1番-第9番(オルガン)1962rec
10-12. コントラプンクトゥス第1番、第2番&第4番(ピアノ)1981rec
13-15. コントラプンクトゥス第9番、第11番&第13番(ピアノ)1967rec
16. コントラプンクトゥス第14番未完(ピアノ)1981rec

17. BACHの名によるプレリュードとフーガ変ロ長調BWV898(ピアノ)1980rec



Glenn Gould, a Bach recital (aired by Arte tv)


Art of fugue(Contrapunctus XIV)