モーツァルト『交響曲第25番・第29番・第31番・第33番~第36番・第38番~第41番』CD4枚組。交響曲第40番ト短調K.550「この曲からは天使の声がきこえる・・・」(シューベルト)。
オットー・クレンペラー(Otto Klemperer, 1885 - 1973)揮るモーツァルトの交響曲CD4枚組を町の図書館で借りてきていたので、それを投稿しよう。収録曲を全部聴いているわけではないのだけれど。モーツァルトってこんなに強く豊満な響きだったっけ。こっちの勝手な思い込みかもしれないけれど、もう少し流麗で軽くはなかったのかなと・・・。ちょっと重たくはない?(ロマン派っぽい色づけ?)と口ごもりつつ聴いていたのだけれど。それと、いままでに20稿ほどモーツァルトを投稿しているけれど、交響曲は一つもない。つまりは、あまりわたしの好みの分野ではないことをそれは証示しているといえる。交響曲はやはりベートーヴェンとなってしまう。ピアノ協奏曲は投稿しているのだけれど。
≪モーツァルトにとってこの「ト短調」は、一種の宿命を感じさせる調性である。バッハの「ロ短調」、ベートーヴェンの「ハ短調」と同じく、この調性には強く訴えかてくる何かがある。・・・・・・スタンダールはいった、「モーツァルト、この甘美なメランコリーの天才・・・」・・・≫(同上)