『ハイドン交響曲全集』ＶＯＬ.８（ＣＤ４枚組）。これでハイドン交響曲鑑賞は一応うち止め。９０，９１，９２，９５，９７番のピックアップ。

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Joseph Haydn - Symphony No. 97 in C major

よくあることなんだけれど、折々データストックしているＵＳＢフラッシュメモリーを職場に忘れてきたようで、意気上がらず、難儀です。
記憶をたよりに、さて、順逆になったけれど今日の『ハイドン交響曲全集』ＶＯＬ.８（ＣＤ４枚組）の投稿でもっていちおうの区切りとしよう。いままでに投稿した各巻も、おのおの数曲のピックアップでしかなかったのだけれど。このＶＯＬ.８からは、最終投稿ということではないけれど５曲の音源を貼り付けることとしよう。基準は私の好み(そのときの気分でもある)。それだけのことです。「第９０番　ハ長調」「第９１番　変ホ長調」「第９２番　ト長調＜オックスフォード＞」「第９５番　ハ短調」「第９７番　ハ長調」の５曲。

【この曲（＝９２番・オックスフォード）では、それまでの交響曲にみられた形式的な整頓のうえに、さらに技法の豊かさが加わり、楽想それ自体も磨かれた美しいものになっているばかりでなく、きわめて有機的な流れと厚みを加え、真に交響曲らしい内容的充実感をもることに成功している。とくにめだつのは対位法的手法を使った緻密な書きかたと、オーケストラの響きの豊かさであり、交響曲の可能性をおしひろげてベートーヴェンにいたるまでの道をほのめかしている点で歴史的価値もきわめて大きいものである。】（音楽の友社「作曲家別名曲解説ライブラリー」より）

Haydn: Symphony No.92 - Rattle/WPh(2009Live)