きのうにつづき『ハイドン交響曲全集』VOL.9からのピックアップ。傑作揃いだけれどきょうは、あくまで私の好み3曲としておこう。、
今日もきのうに引き続いて『ハイドン交響曲全集』のVOL.9からのピックアップ。順序でいけばVOL.8なのだけれど、収録曲の一覧コピーが行方不明で手元になく、ひとつ飛ばしての投稿となった。後期の作品には演奏頻度の高い名作、傑作揃いのようなのだけれど、私の印象に残った曲は≪第2回目のロンドン訪問に際して作られたハイドンの最後の6曲の交響曲のうち、最初の曲≫である「99番」。この曲は≪各楽章の構成についても、・・・形式は自由さを加え、楽想は充実し、その造形法は名人の域に達している。≫(音楽の友社「作曲家別名曲解説ライブラリー」より)とある。つぎに「100番<軍隊>」。この曲は≪おそらく、<驚愕>や<時計>と並んで、ハイドンの交響曲中で最も有名な曲だろう。全楽章魅力的な旋律にあふれているが、ことに終楽章の造形法は完璧の域に達している。≫(同上)よし。それと≪ハイドンが作曲した最後の交響曲≫(WIKI)である「104番<ロンドン>」。これには≪ハイドンの成熟を代表する最高傑作のひとつである。ことに終楽章は正規のソナタ形式によっており、多くの楽想を提出しながら、それらを無駄なく使って、少しの隙もない。この終楽章は、ベートーヴェンの交響曲のフィナーレを暗示している。≫(同上書)とある。
ようするに、傑作の目白押し。古典派の最高の精華ということなのでしょう。ほかに有名な「101番<時計>」や「103番<太鼓連打>」もあるのだけれど。きょうは、あくまで私の好み3曲としておこう。
108. 交響曲第22番変ホ長調「哲学者」(第2版)(SYMPHONY NO.22 IN E FLAT MAJOR "THE PHILOSOPHER" (2ND VERSION))
109. 交響曲第53番ニ長調「帝国」~異版フィナーレ(3種の異版)(SYMPHONY NO.53 IN D MAJOR "L'IMPERIALE"
Haydn: Symphony No.100「軍隊」- Minkowski/CLO(2008Live)