yuki-midorinomoriの日記

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きのうにつづき『ハイドン交響曲全集』VOL.9からのピックアップ。傑作揃いだけれどきょうは、あくまで私の好み3曲としておこう。、

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Haydn: Symphony No.104「ロンドン」( Jansons/BRSO(2009Live)

              

今日もきのうに引き続いて『ハイドン交響曲全集』のVOL.9からのピックアップ。順序でいけばVOL.8なのだけれど、収録曲の一覧コピーが行方不明で手元になく、ひとつ飛ばしての投稿となった。後期の作品には演奏頻度の高い名作、傑作揃いのようなのだけれど、私の印象に残った曲は≪第2回目のロンドン訪問に際して作られたハイドンの最後の6曲の交響曲のうち、最初の曲≫である「99番」。この曲は≪各楽章の構成についても、・・・形式は自由さを加え、楽想は充実し、その造形法は名人の域に達している。≫(音楽の友社「作曲家別名曲解説ライブラリー」より)とある。つぎに「100番<軍隊>」。この曲は≪おそらく、<驚愕>や<時計>と並んで、ハイドン交響曲中で最も有名な曲だろう。全楽章魅力的な旋律にあふれているが、ことに終楽章の造形法は完璧の域に達している。≫(同上)よし。それと≪ハイドンが作曲した最後の交響曲≫(WIKI)である「104番<ロンドン>」。これには≪ハイドンの成熟を代表する最高傑作のひとつである。ことに終楽章は正規のソナタ形式によっており、多くの楽想を提出しながら、それらを無駄なく使って、少しの隙もない。この終楽章は、ベートーヴェン交響曲のフィナーレを暗示している。≫(同上書)とある。

ようするに、傑作の目白押し。古典派の最高の精華ということなのでしょう。ほかに有名な「101番<時計>」や「103番<太鼓連打>」もあるのだけれど。きょうは、あくまで私の好み3曲としておこう。





ハイドン交響曲全集』VOL.9(CD4枚組)

99. フランツ・ヨーゼフ・ハイドン交響曲第99番変ホ長調(SYMPHONY NO.99 IN E FLAT MAJOR)

100. 交響曲第100番ト長調「軍隊」(SYMPHONY NO.100 IN G MAJOR "MILITARY"

101. 協奏交響曲変ロ長調(SINFONIA CONCERTANTE IN B FLAT MAJOR)

102. 交響曲第101番ニ長調「時計」(SYMPHONY NO.101 IN D MAJOR "THE CLOCK"

103. 交響曲第102番変ロ長調(SYMPHONY NO.102 IN B FLAT MAJOR)

104. 交響曲{A}変ロ長調(SYMPHONY "A" IN B FLAT MAJOR)

105. 交響曲第103番変ホ長調「太鼓連打」(SYMPHONY NO.103 IN E FLAT MAJOR "DRUM-ROLL"

106. 交響曲第104番ニ長調「ロンドン」(SYMPHONY NO.104 IN D MAJOR "LONDON"

107. 交響曲{B}変ロ長調(SYMPHONY "B" IN B FLAT MAJOR)

108. 交響曲第22番変ホ長調「哲学者」(第2版)(SYMPHONY NO.22 IN E FLAT MAJOR "THE PHILOSOPHER" (2ND VERSION))

109. 交響曲第53番ニ長調「帝国」~異版フィナーレ(3種の異版)(SYMPHONY NO.53 IN D MAJOR "L'IMPERIALE"

110. 交響曲第63番ハ長調「ラ・ロクスラーヌ」(第1版)(SYMPHONY NO.63 IN C MAJOR "LA ROXELANE" (1ST VERSION))

111. 交響曲第103番変ホ長調「太鼓連打」~異版フィナーレ(異版)(SYMPHONY NO.103 IN E FLAT MAJOR "DRUM-ROLL"



Haydn: Symphony No.99 - Pinnock/RCO(2008Live)


Haydn: Symphony No.100「軍隊」- Minkowski/CLO(2008Live)