yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

アンソニー・ブラクストン『Saxophone Improvisations Series F』(1972)。この≪熱気≫。この時期溢れていたんだね。27才のときのソロパフォーマンス。

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Anthony Braxton - To Composer John Cage :For Alto (1969)

              
              投稿音源では有りません。

アンソニー・ブラクストン?誰?。という程度なのでしょうか。未だに日本語WIKIに項目をもたないシカゴ派フリー系ジャズの重鎮。英語WIKI(Anthony Braxton (born June 4, 1945))との情報格差。これが日本での評価、その位置のありどころを示しているのだろう。私自身も、70年初頭の、かのチック・コリアとの「CIRCLE」(半年ほどでぽしゃりましたが)時代は面白いと思ったけれど・・・。徹底性の欠如。いやそれを意志的に避けた結果なのかもしれないが。

若きブラクストン27才のときのソロパフォーマンス2枚組のアルバム『Saxophone Improvisations Series F』(1972)。この≪熱気≫。この時期溢れていたんだね。収録曲のタイトルを見てください。意味レス。ポストモダン。その意気や壮。





以下はすでに投稿した記事――

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/46851495.html 惜しくもアルバム世に出ると同時に分解した才人揃うインテリジェントフリージャズ。チック・コリアとアンソニーブラックストンらの『サークルcircle paris concert』(1971)

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/48541694.html 秀逸なジャケットを眺めてアルトサックスソロを聴く。アンソニーブラックストンの『FOR alto』(1968)。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/49863635.html チック・コリア率いる、インテリジェントなコラボレーションの見事さにフリージャズであることを忘れ愉しめる『CIRCLE-Ⅱ GATHERRING』(1971)。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/50573279.html 知と情のバランスとれた上質のフリージャズ。若きアンソニー・ブラックストーンとウィレム・ブロイカーのサックスが秀逸。ギュンター・ハンペルの『the 8th of july 1969』

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/53306797.html デレク・ベイリーとアンソニー・ブラクストン『デュオ』LP2枚組み(1974)。体験としての<空・虚・ウツ>へのなだれうつ放心の美。無明の明。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/53988127.html アンソニー・ブラクストンと佐藤允彦の『FOUR COMPOSITION』(1973)。理知的センス溢れる白熱のインタープレイに、聴き直して得した気分。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/54807641.html 即興演奏集団・MEV(MUSICA ELECTRONICA VIVA)創設メンバーの一人、ライヴ・シンセサイザー奏者のリチャード・ティテルバウムとアンソニー・ブラクストンのデュオアルバム。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/58918391.html アンソニー・ブラクストン『This Time…』(1970)。現代音楽への思い入れ、横目使い?をいじらしく感じさせるシカゴ派インテリジェントフリージャズ。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61390328.html アンソニー・ブラクストン『3 Compositions Of New Jazz』(Delmark Records・1968)。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61445039.html アンソニー・ブラクストン『Recital Paris 71』(1971)。<CIRCLE>でヨーロッパ・パリを熱狂?させた、燃えるブラクストンのソロパフォーマンス。なんと驚きのピアノソロのオマケ?付き

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/62109255.html アンソニー・ブラックストン『Dona Lee』(30AM ・1971)。理知的で現代音楽へ横目使いしているというクールさゆえではないのだろうけれど、熱っぽく没我とまでいかない煮えきらぬ歯がゆさが残る。






Aアンソニー・ブラクストン nthony Braxton『Saxophone Improvisations Series F. 』(30 AM 011-012、1972)

Tracklist:
A1. BWC-12 N-48 K (Stage 1-3) 4:26
A2. NR-12-C (33 M) 9:04
A3. RFO-M° F (32) 6:50
B. JMK-80 CFN-7 17:54
C1. 178-F4 312 2:15
C2. NBH-7C K7 5:19
C3. MMKF-6 (CN-72) 6:54
C4. (348-R) C-233 7:17
D. 104°-KELVIN M-12 19:00

Credits:
• Saxophone, Composed By [Compositions] – Anthony Braxton
Notes:
Recorded February 25, 1972 in Paris at the Studio Decca (rue Beaujon)