yuki-midorinomoriの日記

イメージを揺さぶり脳をマッサージする音楽

チャールズ・アイヴズ『交響曲第2番 他』。牧歌的フォークロアな愛すべきアメリカの詰まったノスタルジアにあふれた交響曲。

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Charles Ives - Symphony No. 2 (Leonard Bernstein) (3/3)

               

   「不協和音のために飢えるのはまっぴらご免だ」(アイヴズ)

イメージ 2作曲されてからおよそ半世紀、50年も経ってから初演された『交響曲第2番』。それに、その初演コンサート会場に招ばれながらも出向かず、自宅キッチンのラジオから流れる自作を聴いていたそうだ。保険会社実業家として社会的名声を得るも、仕事以外の時間を趣味?で作曲活動に費やしていたアマチュア、いわば日曜芸術家だった。チャールズ・アイヴズ Charles Edward Ives (1874 コネチカット州ダンベリー - 1954ニューヨーク市)。

まことに、牧歌的フォークロアな愛すべきアメリカの詰まったノスタルジアにあふれた交響曲と言っていいかも。重厚な響きのなか軽妙な親しみあるフレーズが顔を出したりと、引用手法(コラージュ)を駆使してアマチュアの身軽さで愛すべき作品としている。

最後の強烈な不協音の音塊で終わるそのさまは、まるで「ナンチャッテ・・・」と生真面目さを混ぜっ返すごとくで、人を食っている。



以下は、チャールズ・アイヴズの関連投稿記事――

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/49006449.html 保険業で財を成し余暇時間を作曲活動に費やした、ハチャメチャと斬新のアメリカ・アヴァンギャルドの魁チャールズ・アイヴズの『CHAMBER MUSIC』。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/51962287.html チャールズ・アイヴズの『CONCORD SONATA』。ハチャメチャと斬新の時代的アメリカ・アヴァンギャルドの魁。

http://blogs.yahoo.co.jp/tdhdf661/61864233.html チャールズ・アイヴズ 『100ANIVERSARY』(1974)。ともかく風変わりな曲想と響きと展開に頭のなかを?マークが経巡ることでしょう。そういう意味では、ありえなかった音楽、その斬新の試み。








チャールズ・アイヴズ『交響曲第2番 他』
IVES:SYMPHONY NO.2 ETC.

1. チャールズ・アイヴズ:交響曲第2番 第1楽章 アンダンテ・モデラー
SYMPHONY NO.2 1ST MOV. ANDANTE MODERATO
2. 第2楽章 アレグロ
SYMPHONY NO.2 2ND MOV. ALLEGRO
3. 第3楽章 アダージョカンタービレ
SYMPHONY NO.2 2ND MOV. ADAGIO CANTABILE
4. 第4楽章 レント・マエストーソ
SYMPHONY NO.2 4TH MOV. LENTO MAESTOSO
5. 第5楽章 アレグロモルト・ヴィヴァーチェ
SYMPHONY NO.2 5TH MOV. ALLEGRO MOLTO VIVACE
6. チャールズ・アイヴズ:はしご車のゴングあるいはメイン・ストリートをゆく消防士のパレード
THE GONG ON THE HOOK AND LADDER OF FIREMEN'S PARADE ON MAIN STREET
7. チャールズ・アイヴズ:音の道第1番
TONE ROADS NO.1
8. チャールズ・アイヴズ:讃美歌(ラルゴ・カンタービレ
HYMN LARGO CANTABILE(FROM "A SET OF THREE SHORT PIECES) FOR STRING ORCHESTRA
9. チャールズ・アイヴズ:ハロウィーン
HALLOWE'EN (FROM "THREE OUTDOOR SCENES)
10 チャールズ・アイヴズ:宵闇のセントラル・パーク
CENTRAL PARK IN THE DARK
11 チャールズ・アイヴズ:答えられない質問
THE UNANSWERED QUESTION



Charles Ives - Symphony No. 2 (Leonard Bernstein) (1/3)