武満徹『海へ Toward the Sea』。オーケストラヴァージョンの世界初演なんだそうで・・・。
「・・できればクジラのように優雅で、頑健な肉体を持ち、西も東もない海を泳ぎたい。」
とは、その曲のタイトルに寄せられたことばなのだそうだ。
ところで、この『海へ』は3つのヴァージョンをもつ。
海へ(Toward the Sea, 1981年)(アルトフルート、ギター)
海へII(Toward the SeaII, 1981年)(アルトフルート、ハープ、弦楽合奏)
海へIII(Toward the Sea III, 1988年)(アルトフルート、ハープ)
海へII(Toward the SeaII, 1981年)(アルトフルート、ハープ、弦楽合奏)
海へIII(Toward the Sea III, 1988年)(アルトフルート、ハープ)
根がズボラなせいで、エアーチェックの内容明細のいっさいが不明な埃まみれのカセットデッキ(そんなに数はないのだけれど)が出てきたので、つい先ごろ聴きなおしてみたところ、岩城 宏之(いわき ひろゆき、1932 - 2006)指揮する札幌交響楽団による、武満徹の『海へ』のオーケストラヴァージョンの世界初演なるものが入っていた。
いつのものなのか詳細は不明。
データ上での貴重さはあるんでしょうが、演奏のほうはさてどんなものでしょう。